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発達障害に生まれたことで、見えないものを見ようとしてくれる優しさを知りました


発達障害を持って生まれたことで、良いことも悪いことも沢山経験してきました。
割合で言えば、悪いことのほうが圧倒的に多い。

人間の汚いところを、自分の汚いところを、嫌というほど見ました。

人間は自分より劣った存在を見て安心するものなんだ、集団は異質なものを排除するものなんだ、集団はスケープゴートがいるとすんなりまとまるものなんだ、そのために意図的にスケープゴートを作ることもあるんだ、ということを実体験を通じて知りました。(「人間は〜」「集団は〜」の主語には、勿論自分自身も含んでいます。)

 
そんな中でも見つけられた素敵な学びもありました。
いや、むしろそんな中だからこそ見つけられたのかもしれません。
暗闇は一番光を見つけやすいと言うからね。

それは、見えないものを見ようとしてくれる優しさを知ったことです。

優しい人ってたくさんいて、前を向かせてくれる優しさ、寄り添ってくれる優しさ、手を差し伸べてくれる優しさ、色んな優しさがあってそれぞれに得意な優しさがあると思うんです。

発達障害という目に見えない障害を持った私の場合は、見えないものを見ようとしてくれる優しさが一番身にしみることが多かったし、気づくことができて良かったなと思っています。


マイノリティとして生きていると、それなりに学べることがあるのです。


おしまい。