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発達障害の元風俗嬢の記

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発達障害女が性風俗で働いていたころの記憶。
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2022年10月の記事一覧

【雛市】 強く強く生きてゆかなきゃ 世の中が優しい日はひとつもなかった 

20代前半のとき、女王蜂というバンドを知った。当時の交際相手がファンだったのがきっかけ。

『売春』『雛市』『泡姫様』

性風俗の世界に生きる女の子の覚悟や哀愁が歌われた曲をいくつか見つけて聴き入った。

当時、私は性風俗の世界に生きていた。
人に言えない仕事をしている罪悪感に孤独感。
自分の尊厳が日々削られ破滅していく感覚。
消えないインクの染みが自分についていくような感覚。
これから先、私は陽

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夜の世界に染まった人特有の崩れた雰囲気に安心感を覚える

夜の世界に染まった人特有の崩れた雰囲気に安心感を覚える

私の性癖。
表現が大変失礼でごめんなさいなんだけど「夜の世界に染まった人特有の崩れた雰囲気」のある人にすごく惹かれる。
そういう人の近くにいるとほっとする。
夜の世界を経て昼職一本で生きている今、ずっと陽の当たるところで生きてきた人が持つある種の無垢さがまぶしくて、それがときにしんどいから尚更ほっとしてしまうのかもしれない。
裏社会をくぐり抜けてきた人は深みのある人が多くて好きだ。