私とTwitterの話の前振り

そもそもTwitterを始めたキッカケ

真面目にTwitterをやり始めたのは2019年の2月からでした。

それ以前はFacebookに渡米してからのエピソードをちょこちょこ投稿していました。

当時、起ち上げたばかりのウチの会社の事を出来るだけ多くの人に知ってもらおうと、色々なネットワーキングイベントに行っては会社紹介と名刺交換(!)を頑張っていたんですね。でも、いつも相手の反応はイマイチ。転機になったのは、ある人に「会社の事は良いから貴方の事を教えてよ」と言われた事。勇気を出して渡米のいきさつや、音楽をやっている事を話してみると、それがめちゃくちゃ受けたんです。「正直会社の話はつまらなかったけど、君の人生はインパクトがあるしとても面白い。それを売りにした方が良いよ!」と言われて、それからプライベートを切り売りする人生が始まったのでした(笑)

自分に取っては失敗談を含む様々なエピソードはただのコンプレックスで全く価値を感じていなかったのですが、Facebookでそういったエピソードを投稿していくとシリコンバレーの日本人コミュニティの方々から沢山の反響があり、「会いたい!」と言ってくれる人も増えてどんどん世界が広がっていきました。

2018年の大晦日、私が尊敬してやまない方から「Facebook読んでるけど今の時代にお前みたいな生き方をしている奴はいない。きっと沢山の人に勇気を与えられると思うから、自分の人生をまとめて本にしろよ」と言われました。まだスタート地点に立ったばかりという自覚があるので「こんな中途半端な状態で本なんて・・・」というような返事をしたと思うのですが、彼からは「途中でも良いんだ。今書け。成功してからなんて思ってたら、いつまでたっても書けないんだから」と言われたんですね。

漠然と本を出すという事を意識し始めたものの、出版社にツテは無いし、どうやれば出版出来るのかサッパリわかりません。それに、Facebookでは受けたものの、全く面識のない方々に受け入れられるのだろうか?と色々と考え始めたのでした。

とりあえずのTwitter≒不特定多数へのアプローチ

まずは不特定多数へのアプローチを試みようと思った時に思いついたのがTwitterでした。Twitterはバズったり、炎上したりと少し怖いイメージはあったのですが「もう20年弱ネット上に文章は書いてきているし炎上しないようには書けるだろう!」と踏み切った訳です。ただ、私の書くことは私の人生経験がベースになっているので、私がどういう人間なのか?をプロフィール以外で補完出来るものが欲しいな、と思っていました。

そんなことを考えていた2019年の年明け早々にSilicon Valley Workersからインタビューを受けることになり、その記事が2月に公開されました。

(Silicon Valley Workersのインタビュー記事)ゼロからのアメリカ移住 ー 全てを失くして這い上がった男の「サバイブ論」

非常に上手くまとめて頂き、私にとっては「最良の自己紹介が出来た!これを読んで貰えれば話が早い」と思いました。これまでもパネルディスカッションやワークショップなどでお話しさせてもらう度に「なぜ私がココにいるのか?」を説明するための自己紹介に時間が掛かるのが悩みの種だったんですね(苦笑)

あるパネルディスカッションに呼ばれた際には

「(他の方は5分ですが)中島さんは自己紹介に時間が掛かるでしょうから特別に15分でOKです(笑)」

と言われる始末。インタビュー記事公開は本当に良いタイミングでした。

Twitterを始めてみたものの、すぐに挫折

アカウント自体は2014年2月に開けていたものの完全に放置していました。2019年1月の時点でのフォロワー数は140人程度。何かを書いてみたところで誰にも知られていないので誰からも反応がありません。Facebookで温かい反応が当たり前になっていて、甘やかされていたので、反応が無いという状況はなかなかショックでした。これが最初の頃のインプレッションとかエンゲージメント。

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RetweetとかReplyとかの意味も分かっていなかったので、ただただ誰にも求められない内容を「呟く」だけでした。前述のインタビュー記事が公開されたタイミングで初めてメンションをしてみたら沢山インプレッションがついてビックリしたりしてました。

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そして、一人で勝手に呟くのではなくコミュニケーションを取らないと広がっていかないのだ、と言う事に気付いたわけです。最初はリアルに知っている人達のTweetにReplyする事から始めて、知らない人でも興味の沸いた人には話しかけたりして。この辺りの感覚は普段行っているリアルでのネットワーキングに近いな、と思いましたし、そのやり方を応用できるなという感触がありました。

私の関心事がビジネスとか国際関係とか移民問題とかアメリカ生活とか、そういった領域だったので交流して頂く方々も落ち着いた大人が多かったというのも良かったのだと思います。そういう感じでしばらくはまったりとTwitterを楽しんでいたのです。「いつかフォロワーが1000人超えたら凄いなぁ」と思いながら。

そんなことをも思っていた2019年4月の段階のフォロワー数は200人ちょっと。

続く




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