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半年たちました。

前略、久しぶりの初めまして

Xin Chào! 何かと詰んでる駐妻です。
”Xin Chào”はベトナム語の「こんにちは」です。
スィン チャーオ⤵って感じの発音です。

リアルの友人たちに
「ベトナム行ったらブログやるから、読んでね!」
と言ってから早半年が経過しました。なんしとんねん。なんなら年越しとるやないかい。もはや立春やないかい。

色々書きたいネタはたまっていたのですが、
自分のブログの方向性…もとい、
自分はベトナムで何をしたいんだろう?
という、自分自身のこれからのことについて
半年間ずっと考えていました。

思わぬタイミングで無職に

これまで、自分の存在価値は会社にしかないと思っていました。
あこがれていた部署への異動も決まり、かねてからやりたかった業務も任せてもらえるようになり…これからはもっと仕事に邁進しよう!と考えていた矢先、夫に辞令が出ました。

海外駐在は夫の夢のひとつでした。
最初は単身赴任してもらうことも考えていましたが、一足先に渡った夫が例の病にかかってしまったことで
「気軽に海外に行けないこのご時世、お互いに何かあった時後悔するのではないか」
と思い、会社を辞める決心をしました。

でも、無職になった自分に、存在価値などあるのだろうか。
ベトナムに引っ越してからも答えは出ず、ずっとモヤモヤしていました。夫からお小遣いをもらって出かけるのが悔しかったり申し訳なかったりで、気分転換もできず、どんどんネガティブになっていました。

初めて自分の”生き方”と向き合うことになった

そんななか、たまたま機会があってお会いした先輩駐妻さんから、
「ベトナムで何かやってみたいことはある?」と聞かれました。

自分は退職してからこれまで、
「夫を支えるのがここでの自分の存在意義」としか考えていなかったので、
自分が何をしたいのか、
どういう風に生きたいのか、
どんな自分になりたいのか、
まっっっっっっっったく考えていませんでした。

自分で自分の道を切り開こうとしていたようで、実は全く切り開こうとしていなかったのです。

不安とかネガティブな気持ちをカモフラージュにしていて、
「退職して駐妻になるという、すごい決断をした、すごい自分」
に酔っていて、実は何も考えていなかったことにその時初めて気づき、とってもみじめな気持ちになりました。

『特別であること』は特別ではない

言われたその一言がきっかけで、「一人で悩んでいてもキリないな」と家の外に出るようにしました。

常にド緊張しながら、様々な世代の在越駐妻さんにお会いして話を伺ったり、在住日本人の集う習い事教室に片っ端から顔を出したりなどしていました。
(ここらへんの話、ネタの宝庫なので小出しにして書いていきます)

とにかく、
「みんなどんな気持ちでここにいるのだろう」
「どうやって自分の道を見出したんだろう」
と、自分との共通点がないか、どこかにヒントがないかと必死で探した半年間を過ごしていました。

ひとつ、ヒントというか、心が救われたブログの記事の言葉を紹介します。

「それぞれは特別な事情を抱えていますが、
特別な事情を抱えていること、
ということ自体は特別なことではありません。
ありふれていることです。」

ブログといっても自己啓発系ではなく、私の好きな漫画家さんによる、ポケモン新作のプレイ記事からの抜粋です。

※これからプレイする方は、壮大なネタバレを含むため読まないでください
※逆に、クリア済みの方は絵日記シリーズの最初から読むと面白いです!

新卒キャリアルートから外れた自分。
夫の夢を応援するために、自分を犠牲にした自分。
そして、海外で暮らしている自分。

そんな自分が特別だと思ってきましたが、
『特別な事情を抱えていること自体は特別ではない』
という、まさに言葉の通りでした。
みんな本当に、色々な気持ちを抱えてここにきていました。
私だけじゃなかったんだな。

気持ちの整理ができるまで半年かかったけど

半年経ってやっと、自分のなかで
「日本に帰国したときの自分は、こんな自分でありたいな」
という像が、ぼんやりとですができています。
このnoteも、なりたい自分になるためのひとつのステップだと考えています。
こういうのが続いた試しがない私ですが、ほそぼそとでも、本帰国まで続けていきたい所存です。

どうか、あたたかく見守っていただけると幸いです。





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