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海事代理士の実務について

こんにちは。行政書士・海事代理士の阪本です。

少しずつ過ごしやすい気候に変わりつつありますが、例年10月までは、帰宅するなりエアコンの電源を入れるという日々が続き、その結果、1年を通して最も風邪をひくのがこの時期でもあります。人間の習慣とは、実に恐ろしいものですね。
その割に、直近のnote投稿が昨年4月で止まっていたことについてはご愛嬌です。

さて、今週は海事代理士試験だったようなので、海事代理士の実務について、私なりに思うところを書きとめていこうと思います。

海事代理士単独で、それなりに売上が上がって来たなと感じるのは、ここ1,2年です。「年商20万」を持ちネタとして使用していた時期もありましたが、そこから桁は増えています。とは言え、行政書士業務とはまだ全然比較にはなりませんけども。

まぁ売上ネタはイタくなるのでこれくらいにしますが、開業当初は専門用語も分からず、情報も一切無い中、かなり苦労しました。
要するに、行政書士のように、周囲に先駆者が存在せず、手取り足取り教えてもらえるわけでも、マニュアル化されたテキストがあるわけでもないのが海事代理士の世界です。情報は、他者から得ることができず、自ら発信するほかありません。

時折新人の海事代理士さんから「どうしたら業務を覚えれますか?」とか、「仕事はどこから受注するんですか?」とかいう問い合わせがありますが、この場合、「毎月5千円払って海事代理士会に入会したらいいんじゃないですか?」と答えます。笑

誰かが何かをしてくれることに期待しているだけでは海事代理士に何も起こりません。それでもランニングコストがかからないから、登録だけの海事代理士はたくさん存在します。

何が言いたいかと言えば、「とりあえず何かしようや」ということです。調べることは誰にでもできるし、それを要約して発信することもそんなに難しいことではありません。

そしてこれは他業種についても同様です。行政書士業務の中にもキテレツな手続きはありますが、割と他の手続きからの応用が効いたり、調べればそれなりに何とかなることがほとんどです。
その作業くらい惜しむなよ、というのが私の本音です。お金使いたくなければ、時間を上手く使えよ、というのが私からのアドバイスです。
待ちの姿勢はダメです。いや、むしろこう考えましょう。「未踏の地で自分が第一人者である」と。

さて、毎年同じネタをどこかでしているので恐縮ですが、本年度も同じネタでしめくくりたいと思います。

息子の戸籍上の誕生日は15年前の6月ですが、本当の誕生日は、16年前の海事代理士試験当日です。試験後のハイテンションから、当時の彼女(現・元妻)と落ち合い、そのときに授かったのが息子です。ハネムーンベイビーならぬマリンエージェント・ベイビー。なので、「海」も名前の候補でした。つい最近さらっと息子にも教えてあげましたけども。

結論、試験後の開放感が、色々と周囲に影響を与えるということは肝に銘じるようにしましょう。(脱線)

行政書士・海事代理士 阪本 光

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