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2024年の英語共通テストを解いてみた


生徒たちが23年度第3回の英検受験している間に、2024年の大学入試共通テストを解いてみました!

まず、とんでもないリーディング量。
めくってもめくっても問題が終わらない。
ネット界隈でも「過去一難しい」「終わらない」と受験生の悲鳴で話題になっていたようです。

私は80分のテストを60分ちょっとで終わらせました。選択肢を拡大解釈してしまったり、うっかりミスで91点。残り時間は18分くらいありましたが、ぐったり疲れたので見直しはパスしました。

リスニングは軟化の傾向あり、で100満点でした。
2年前には「難しくなったなぁ」と思ってたんですけどね。このレベルに慣れたのかもしれません。

リーディングを解きながら、受験生の焦りを想像していました。出題文が長いので、問題用紙を複数ページに渡って行ったり来たり。紙をめくる音が受験会場に響く状況を想像するだけでも、受験者の緊張を容易に想像できます。長文小説では登場人物の心情を探る問題もありました。

問題数こそ変わらないものの、ページ数は「40ページ」と過去最多。問題に使われている文章の合計ワード数に至っては「約6300語」でした。
センター試験時代には約4000〜4500語だったことを加味して考えると、とんでもなく分量が増えています
去年までの共通テストと比べても、分量が大きく増加しています。2021年度の第1回共通テストでは「約5500語」で、2022年度・2023年度も「約6000語」。それでも悲鳴を上げる受験生たちが多かったことを考えると、そこからさらに分量が増えた今回の入試の平均点は、例年と比べて大きく低くなることが予想されます

msn.com

これだけの英語量、長文内容を素早く理解していくには。。。生徒たちはどんな練習が必要かを考えていました。

「リスニング」と「音読」


意外と思うかもしれないですが、私の出した答えは「リスニング」と「音読」です。
テスト中、精読(声を出さずに読む)していたとしても、頭の中では発音しています。もし「読み音」がわからなければそこで立ち往生します。「意味」にもたどり着けません。つまり、英語の音のインプットが確実にされていて、それを正しく読むことができなければ、「早く読むことはできない」からです。

中高生はどうしても音声を聞くことを飛ばして、自力で読もうとします。
ネイティブ英語の音声をたくさん自分の引き出しに入れ、その後スピードをあげて正確に音読練習することが、長文対策になります!


長いですが、以前の記事「英語の共通テスト2年分を連続で解いて、変化をまとめてみた 」はこちら


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