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【ドラマ】日本沈没-希望のひと-

TBSの日曜ドラマの日本沈没を見た。

小松左京の日本沈没は10回は読んだ。いつ読んでもその度思う所が変わって好きな本だ。まだ10代の頃に読んだ最初のときと大きな震災を実際経験した今とではやはり大きく感じ方も違う。なんにしろとんでもない本だ。

映画も見た。昭和の藤岡弘のも、平成の草薙君のも見た。平成のはがっかりだった。日本沈没しなかったし平成版。

それで小栗旬主演の今ドラマ。まだ第一話だが。
だいぶ設定は変わっている。現代の環境問題を取り入れて、COMSなる小説のD計画とはまったく違う国家プロジェクトが進行している。

また登場人物も田所教授と総理大臣は出てくるが、小野寺や渡老人は今のところ出てこない。出だしはかなり違う。田所教授(香川照之)もかなりエキセントリックで最初これは・・と思っていたが、一話目終盤にはなぜか応援していた。

大災害というまさに今の日本の大きな関心ごとが絶望的なスケールで語られる。日本が沈没だものね。
ついこの間も首都圏地震が夜にあったし、怖いよね。
スペクタルな展開と映像は第二話以降になるのだけど、第一話でかなりくるものがあった。近々起こるという首都直下地震の警鐘になる。

そして小説でのもうひとつのテーマは、日本を失った1億人以上の日本国民が難民になり世界各国に散らばっていくという民族の存亡。クラクラする。
そんな大勢の民族をどこが受け入れるというのか。日本が無くなっても日本人なのだろうか。
ドラマではどこまで描くのだろうね。

来週も楽しみだ。

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