大晦日

日本語の大晦日は一年の最後の日という意味だけど、英語だとNew Year's Eveだから新年の前日という表現。
同じ日のことを言っているのに意味合いが違うのがおもしろい。

今年は奇妙な年だったし、疫病の印象が強いのは仕方がないけど、かといって、今年は悪い年だったとか、忘れたい1年だったとか、それだけになってしまうのは残念だ。

当たり前の話だけど、よい出来事が印象に残った年だって、悪いことはたくさんあったと思うし、今年だって、よいことだってあったはずだ。悪いことがよいことに埋もれてしまうのはまあいいけど、今年あったいいことが、疫病の印象に埋もれてしまうのは悲しい。

個人的には、画面越しでだけど、本当に久しぶりに友人たちに会えたことがとても印象に残っている。きっと、今年でなければできなかったことだ。

そして、家族と過ごすのが一番の幸せである今の自分には、家族そろって家ですごす時間がとても長かった今年は、もしかしたら今までで満ち足りた1年だったかもしれない。

2020年を疫病だけで括ってしまったらそれこそ不幸だ。
幸せの青い鳥は常に自分の家の中にいる。
大晦日は、今年あった楽しかったことや幸せだったことを振り返って、良い思い出で締めくくる日にしたい。

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