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推しのファンクラブ解散で思い出したドラマの話

こんばんは。
今日以上に仕事に救われた日は
なかった気がします。(笑)

なぜかというと、
昨日、推し(あえて使うこの言葉)の
ファンクラブ限定YouTube生配信があり、
「今期限り(9月末)でファンクラブを終了する」
と、推し本人の口から伝えられたからです。

前向きな話や出演中の公演の裏話などもあり、
楽しい時間もあったものの、
本当はすでに心ここにあらず。
配信後は喪失感に襲われ、
色んな事を考えてしまいました。
おかげで寝不足。今日早起きだったのに〜(笑)

今日に限って、仕事のスケジュールを
詰め込んでいた自分を褒めたい。
気を紛らわすため、ここ数ヶ月1の集中力で
こなした気がする(笑)頑張った、自分。
気が緩むと頭にどうしても彼女の顔が浮かんで、
涙がでてきてしまうから。

そんな鎧を纏ったヨボヨボメンタルの午前、
急にふと、あるドラマが頭に浮かびました。

「ナンバMG5」です。

筋金入りのヤンキー一家“難破(なんば)家”の次男・剛(つよし/間宮祥太朗)が、実は「ヤンキーをやめたい」「普通の高校生になりたい」と、家族に内緒で健全な高校に入学するという<高校“逆”デビュー>物語。
家族の前では特攻服を着たバリバリのヤンキー剛は、学校では制服を着た真面目な高校生という二重生活をスタート。
学校では優等生として美術部に入部するのですが、いじめられている友人を放っておけず、つい特攻服に着替えて助けたことをきっかけに、正体不明の最強ヤンキーとしてどんどんのし上がってしまうという波瀾(はらん)万丈なストーリー。
誰にも言えない秘密を抱えながら、憧れだった普通の高校生活を送ることは出来るのでしょうか?
フジテレビ「ナンバMG5」ホームページより


別の推しきっかけで見始めたのですが、
テンポ良く進むストーリーや役者さんの演技に
一気にハマって、毎週リアタイしていたほど
好きなドラマです。
柴犬の松がかわいいです。

このドラマのある場面を、
仕事中急に、思い出したのです。

9話、「ヤンキー」と「真面目な高校生」の
二重生活を送っていた主人公・剛が、
ついに家族に自分の秘密を打ち明ける場面。

剛はバリバリの元ヤンである
父ちゃんと母ちゃんに、
ヤンキー校ではなく普通の高校に入学した事を伝え、
「俺、喧嘩で全国制覇とか興味ない」
「普通に勉強して、部活をしてみたい。」
と泣きながら訴えました。

剛の喧嘩全国制覇は、難波家の悲願。
喧嘩でボロボロになって帰ってくる剛を、
父・母・兄・妹は「すげえじぇねーか!」と
笑顔で出迎えるような家族です。
剛はそんな家族が大好きだからこそ、
自分のしたい事はしたい!けど、
家族はがっかりさせたくない、
その思いで悩みながら、二重生活を続けていました。

そんな剛に対し、父ちゃんは家族に嘘をつき続けていたことにショックを受け言葉を失い、母ちゃんは泣き叫びながら剛を責めました。
「全国制覇するってのは嘘だったのかよ」、と。

剛は「行きたい学校に行ったことが、そんなに悪いことなのか」と反発し、家を出て行ってしまいます。

その後なんやかんやあり、
剛は家族の理解をもらい二重生活を終えて
「普通の高校生」として生活するようになるのですが、和解の場面も印象的でした。

「何も悪いことしてねぇのに男が土下座なんかするな」
「これからは遠慮しないで好きなことをやれ」
父ちゃん・母ちゃんが剛に伝えた言葉です。

「言いづらくしていたのはアタシ達だったね、
悪かった。」
「おマエが元気に生きてるだけで、俺達は十分だからよ。」

子供が大好きだからこそ、
自らの期待を伝えてその期待通りの活躍を
喜んでいた父ちゃんと母ちゃんが、
子供を悩ませていた事を悔やみ、謝りました。

剛はなにも、このヤンキー家族をはなっから
恨んでなどいません。
家族が大好きだからこそ言えなかった。
言葉をかけられた剛は、号泣してしまいました。

(剛役の間宮祥太朗さん、父ちゃん役の宇梶剛士さん、母ちゃん役の鈴木紗理奈さんの演技が本当に素晴らしかった。ナンバMG5はいいぞ)


なんだか、今の私の状況に似てない?と
ふふ、と笑えてきちゃいました。
推しと自分をドラマとはいえ
「家族」に例えるなんて
厚かましいにもほどがありますが、
難波家の父ちゃんと母ちゃんの気持ちを
ここにきて痛いほど理解してしまったのです。
ヤンキードラマのヤンパパ・ヤンママに
自分を重ねる時がくるとは思いもしなかったな(笑)

けど、「どうして」の気持ちも、
「悩ませてしまった」の気持ちも。
そして、「元気でいてくれれば、それが幸せ」も
全部全部、私の気持ち。

このドラマを思い出した時、
ああ、やっぱり私は彼女の事が好きなんだな、と
実感しました。

きっと彼女にとっては、新しいスタート。
だったら私は、難波の父ちゃん・母ちゃんのように、背中を押せる人間でいたい。

そして剛がそうだったように、彼女もきっと、
ファンの事を好きでいてくれているはず。
照れ隠ししながら、けど飾らずに
素直に伝えてくれた言葉達は、
きっと嘘じゃないから。

寂しい気持ちはうん、とあるけど、
ヤダヤダ〜!!!と思う自分もいるけれど。(笑)
もう少し気持ちの整理がついたら、
お手紙を書いて気持ちを伝えたいと思えました。

彼女はもしかしたら、表舞台から去る選択を
今後するかもしれません。
なんなら、そんなタイミングは
これまでにいくらでもあった。
けど、「ファンの皆さんのおかげだから」と
これまでたくさんの幸せを届けてくれた彼女が好き。

それに、彼女は今、毎日舞台に立っている!!
芝居している貴方に惚れたのです。
距離は少し離れるけど、
これからも応援させてもらえると嬉しいな。

そんなわけで、ちょっと前向きになれました。
ありがとう、ナンバMG5。(笑)

(8月10日 追記)
彼女の所属事務所が、
彼女の意思を尊重してくれる事務所で良かったな、と思います。
無理やり継続させるような所よりずっといい。
剛に、伍代や大丸という
理解のある友達がそばにいたように、
彼女のそばにいる人が彼女の理解者で
あってほしいと思うから。

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