思考はコントロールできるものではない

「働く人の、メンタルヘルスケアのための瞑想」を読んでのメモ。

最近、怒りの感情をコントロールできなかった出来事があったので、コントロールする方法はないかと調べていたところ、本書に出会った。

この本に書いてあった、人々は自分の思考を自分でコントロールしていると勘違いしているが、実際は思考は勝手に流れているものである、という内容が目から鱗だった。

では、頭の中であれこれ考えているのはどういう状態なのか。これは、頭の後ろで勝手に流れている思考が、意識に上がった状態だ。

ということは、思考そのものを変えることはできないので、思考を意識に上げるかどうかをコントロールする必要がある。

怒りの感情が生まれたときも、それを鎮めようとするのではなく、怒りを意識に上げない工夫をすると良さそうだ。例えば、一旦、第三者的な視点に立ち、「この人は何に怒ってるんだろう?」「現状で、一番良い結果をもたらすにはどんな行動を選択するといいだろう?」などと考えてみる。

そうすると、「思考」が意識に上がり、怒りは意識の後ろに隠れるかもしれない。

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