とにかく行動を起こしていくためのテクニック
今回は、以下の書籍を読んで考えたことをまとめていく。テーマとしては、なりたい自分になるために「いかに行動するか」、そして「いかに行動を継続するか」というものだ。
すぐやる力 やり抜く力ーー潜在能力が目覚めすべてが脅威的にうまくいく「フロー体験」を起こす技術(著:児玉 光雄)
具体的な行動目標を立てる
自分か陥りがちな問題として、何かの目標を立てて物事に挑戦するとき、出だしはとても意欲的だが、数ヶ月をかけてどんどんモチベーションが落ち、結局何かを成し遂げることなく辞めてしまうことが挙げられる。
そうではなく、物事に挑戦するときは、当初の目標を達成するまで継続できるようになりたい。そのためには、具体的な行動目標が有効だ。
自分の目標を改善する
僕は、「自分の創作物で人々を幸せにしたい」という目標を掲げている。しかし、これはとても抽象的な目標だ。この目標を達成するために、具体的に何をするのかが全く分からない。
そこで、「自分の創作物で人々を幸せにしたい」という大目標から、具体的な小目標を立ててみる。
自分のオリジナル音楽が、YouTubeで100万回再生されること
再生回数がどれくらい人々の幸せに関わっているかは判断しかねるが、目標となる状態が明確になっている。これを「状態目標」と呼ぶことにする。クリア条件となる数値が含まれている目標は、それが含まれていない目標よりも具体的だ。しかし、自分の行動に活かすには具体性がまだ足りない。
数値が絡んだ行動目標を立てる
大切なのは、状態目標ではなく「行動目標」を作っていくことだ。行動目標は、「今自分が何をするのか」ということに関する目標だ。先ほどのYouTubeにおける目標から考えれば、例えば
1時間で、流行りの音楽を5曲分析する
1時間でメロディの案を10個書きだす
1時間で創作物と人々の幸せに関する本を読み、さらに1時間で内容をnoteにまとめる
書きかけの曲を、2時間で仕上げる
といった行動目標が生まれるだろう。重要なのは、具体的な数値の目標と、制限時間があること。これにより、だらだら行うのではなく、より自分の能力を引き出して物事に取り組もうという姿勢が芽生えてくる。
行動を継続するために
行動目標は日々改善していく
行動目標を立てることによって自分の中のモチベーションを高めるには、行動目標の難易度がちょうど良く設定されている必要がある。ちょうど良い難易度とは、
自分が今までよりもちょっと頑張ることで達成できる
ぐらいの難易度だ。これよりも難しいと、目標が達成できずモチベーションが下がってしまうし、これよりも簡単だと、退屈でモチベーションが下がってしまう。
しかし、いきなりちょうど良い難易度の行動目標を作ることは難しいので、夜に1日を振り返り、行動目標と実際の行動の結果はどうだったかを検討する必要がある。
とにかく行動できるようなTODOリストを作る
タスクをこなすのが面倒くさくなるパターンとして、タスク達成のためにやることが複雑に噛み合っている、というものが挙げられる。
例えば、オリジナル曲を1曲作るという行動目標を立てたとしても、具体的に何をすればいいのかがすぐに分からず、「まず何をするべきか」考えるという無意識下での課題が発生してしまい、それが面倒くささに繋がってしまう。
その場合は、目標をとにかく細かくしていくのが有効だ。1曲作ることが目標であれば、最初にやることはメロディを作ることか、歌詞を作ること、それ以前に曲のテーマを考えること、それ以前に「何のために曲を作るのか」を明確にすること…など、目標にできそうなことがたくさん挙げられる。そこからより重要性の高いものを選び、行動目標とすれば良い。
いきなり行動しようとするのではなく、この細かな行動目標=良いTODOリストを作ることに時間を割くことで、それ以降の作業のモチベーションの維持に役立ってくるはずだ。
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