ワーキングメモリは、鍛えるより節約した方が良さそう

最近読んでる本「ワーキングメモリを鍛える!」のタイトルに引っ張られて、「よ~しワーキングメモリを鍛えるぞ!」と意気込んでいた。

しかし、本を読み進めていくうちに、どうやら認識が違うのでは?と気づき始めた。

その辺りの認識について、ざっくりまとめておく。

ワーキングメモリを「鍛える」?

「ワーキングメモリを鍛える!」では、ワーキングメモリの活用方法として3つのスキルが紹介されている(詳細な方法については省略)。

  1. コードブレーカー(情報処理の手順を身につける)

  2. ブートストラッピング(情報と情報を結び付けて覚える)

  3. チャンキング(複数の情報をひとまとめにして覚えやすくする)

これらに共通しているのが、ワーキングメモリを使い、覚えるべき情報を長期記憶に送るのを促進しているという点だ。

とても有用なテクニックだと思うのだが、ワーキングメモリを「鍛える」というよりむしろ「上手に活用する」という感じがする。

ワーキングメモリを節約する

「鍛える」ということについて、この本では明らかになっていないことが多い。

ワーキングメモリをどう鍛えるのか?筋肉のように負荷をかければかけるほど鍛えられるのか?そもそも、鍛えたらどうなるのか?

そこで、ワーキングメモリを「鍛えよう」という発想は一旦頭から抜いて学習を進めていくことにする。

今回の本から学んだのは、余計なことにワーキングメモリを消費しないようにして、重要なことを学習する・記憶するときのためにとっておくのがいい、というメッセージだ。

そう考えると、前述の3つのスキルが紹介されていた理由も分かる。あれらのスキルは、ワーキングメモリへの負荷をより減らす効果が見込める。

まとめ

難しいことを学ぶとき、何かを記憶しなくちゃいけないときに、いかにワーキングメモリを使わないか。そのテクニックを今後も学んでいきたい。

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