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高校の家庭科で金融教育がスタート

この春から高校の家庭科の授業で金融教育がスタートしたとのこと。
とても良いことだと思っています。

家庭科って昔で言うところの花嫁修業的なイメージがあって、受験にも関係ないし軽く思われていそうな感じがします。
でも私は、よりよい人生を生きていくために重要な科目だと思っています。

私が家政科に進んだ理由

私は現在建築士として設計事務所を開設していますが、出身は家政科です。
家政科でも住居学というような建築関係の学科もありますが、私は食物栄養学を専攻していました。

高3の時の私は、なりたい職業がありませんでした。
というか、ずっとなりたかった職業はあったのだけど、いとも簡単に挫折してしまった直後で他の職業が思いつかなかった時期でした。

数学や物理が得意で生物が好き。
そして料理好きだった私が仕事に結びつきそうな学科はどこかしらと進学先に選んだのが栄養学。

大学は友人が「取り寄せたけど受けないからあげる」と言われた願書でうけたところ。そんなゆるい選択で家政科に進んだのでした。

家庭科は総合科学

学んでみると栄養学は化学や生物学の理解が必要なことがわかります。
料理は化学反応を利用するし、体の仕組みも知らないとつながらない。
料理は科学なのです。

ところで私、小学校で最初に入った部活は手芸部でした。
学生時代から自己流ですが自分で服を作ったりしていました。
裁縫は3次元を想像して作るもの。これも科学ですよね。

料理は「必要な栄養が取れればよい」、衣服は「暑さ寒さしのげればよい」と機能だけで良いかというとそうではない。それは今私が職業としている建築も同じです。(と無理やり結びつけてみる)

家庭科というのは他の科目を総合して、より良い生活に役立てることを学ぶ科目なのだと思います。

そしてより良い生活のためにお金のことはとても大切なこと。
家庭科という授業の中で学ぶということに意味があるのだなと思います。

ちなみに

私の妹は家庭科の先生。
今日のnoteは妹に忖度して書いたわけではありません。

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