【2023年最新版】地方副業(プロ人材)を徹底解説!(後編)大企業サラリーマンが稼げる秘密・オンボーディング・スモールサクセス。
前編で地方副業(プロ人材)の概要と案件受注までの流れをお伝えしました。
その中で、「大企業ではすでに当たり前になっていることを地方の中小企業に移植していくことで対価を得られる」とお伝えしましたが、そのあたりはみなさんが真っ当な対価をきちんと得ていくにあたり重要な概念なので、少し詳しく解説します。
それに続けて、地方副業(プロ人材)でスタートダッシュを切り、長く1つの企業との関係性を継続していく手法についてお伝えします。
|「大企業ではすでに当たり前になっていること」で稼ぐ!
副業というと、つい特殊なクリエイティブ系スキル(例えば、動画制作・デザイン・SEOライティング・pythonでのプログラミングetc)に目がいきがちです。
しかし、地方副業で対価を得ているポイントは、「そこじゃない」という実感があります。
・「クリエイティブは外注すればいい」と簡単に言う人が知らないこと
例えばWebサイト制作という「作業」は、もはや月10万どころか、1サイト10万円〜が相場となっています。ECサイトだって、shopifyを使えば月額$33〜で素人が完璧なものを作れます。自分で構築するのがイヤなら、10〜20万円あれば構築してくれる優秀なフリーランスが複数見つかります。
つまり、生半可なスキルでの作業では、もはや小遣い稼ぎもできません。
しかし、Webサイト制作とは、単なる作業ではない部分が大半を占めます。
・どんな目的でつくるのか?
・導線をどうするか?
・更新をどのように行うか?
そうしたことをディレクションして制作しないと、見栄えの良い木偶人形ができあがるだけです。
「クリエイティブは外注すればいいから」なんて気安く言っている方は、このへんが分かっていません。
逆に、そこに気づくと①要件定義②ディレクションが「対価を得られる」能力であることが分かります。
・大企業ではすでに当たり前になっていること①要件定義
大企業サラリーマンの強みは、これから中小企業がやろうとしていることの完成形を通常業務で知っている、ということです。
これにより、完成形に過不足なくリードするための要件定義ができることになります。回り道をせずに完成形にたどり着けるというのは、当然ですが、価値のあることです。
例えば、よく見かける募集として、kintoneを契約したはいいが、うまく導入できないので手伝ってほしい、という類のものがあります。こうしたオールインワン系の業務ツールは、できることが幅広く、きちんと要件定義をしなければ意図しないものが出来上がったり、または頓挫したりもします。
もし、あなたの会社がkintoneを使いこなしているのであれば、あなた自身はその構築に全く関わっていなかったとしても、「どう使うのがいいか」という姿は日常的に体感しているはずです。その体感から、「この会社の業務ならこう使うのがいい」ということを示しながら、「だからこんな機能・モジュールを入れておく」といった形で要件定義をしていくことができます。
・大企業ではすでに当たり前になっていること②ディレクション
要件定義と同様、ディレクションについても大企業サラリーマンでは完成形を知っているため、そこまでのロードマップを引きやすく、また、その過程で色々な調整をしていくというのは大企業での働き方そのものです。
例えば、ランディングページ(LP)を制作する必要があるとしましょう。
この場合、例えば以下のようなプロジェクトになります。
ざっくりでもこのような工程がありますが、「初めてのLP」というタイミングではおそらく6〜9しかイメージできていないでしょう。
まずはこのようなロードマップになることを示し、(自分は制作自体はやらなくても)1〜10までディレクションとプロジェクトマネジメントが出来ることは、かなり重宝される能力だといえます。
|地方副業(プロ人材)の成功の基準と成功要因
では、地方副業においてどのようなポイントに気をつければ、前述の強みを発揮できるのでしょうか?
・6ヵ月継続できるマッチングは少ない
これはとあるマッチングサービスの幹部から聞いた話ですが、マッチングが成功したか否かは、
①6ヵ月以内の期間が定められた募集→きちんと完了したか
②6ヵ月以上か、期間の定めのない募集→6ヶ月以上継続したか
という観点でみるようです。
つまり、6ヵ月継続すればその案件は客観的に成功といえると思うのですが、これがなかなか簡単ではないようです。
・成功要因①スタートダッシュ
1つ目の成功要因はスタートダッシュです。これは、要件定義の要素が大きく影響します。
つまり、受注して速やかに、企業がどのような状況にあり、どのような完成形を目指すか、そのためにクリアすべき要件はここで、このようなスケジュールで進めるか、を示すことです。
ここでハイクオリティな計画が示されると、「あなたを選んでよかった」となるはずです。この印象は後々も続きますので、ぜひスタートダッシュを意識しましょう。具体的な方法は後述します。
・成功要因②スモールサクセス
とあるマッチングサービスの幹部によると、6ヵ月以上継続する優良マッチングとなった案件のほとんどは、開始3ヵ月位内に何かしらのスモールサクセスを経験しているそうです。
企業の立場に立って考えてみれば当然ですが、期待をもってスタートしても、都度「どんな成果があがっているか?」が見えないと、お金を払っている経営者はしびれを切らしてきます。また、社内にいる反対派は「それみたことか」というような姿勢を強めるかもしれません。
どんな壮大な目標だとしても、3ヵ月位内にまずは小さな成果を見せることを意識しましょう(これを実現する方法やサンプルは後述します)。
では、この後で、2つの成功要因をあなたの地方副業でどのように取り入れ、成果を出し、企業と中長期的な関係性を築いていくか?をご紹介していきますが、ここで有料記事部分の説明を少しだけさせていただきます。
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|地方副業(プロ人材)の案件を成約したら、スタートダッシュ!
まず「すごい人を引いた、ラッキー!」と思ってもらいましょう。これは、企業サイドからみてみると分かりますが、面接プロセスでは玉石混交感が著しく、自らの判断が正しかったのか、かなり不安になっています。
したがって、とにかく早期に安心感と今後への期待感を提供することがとても重要です。最初で「頼りないかも…」と思われるなど言語道断、「思ったとおり」でギリギリ及第点、長くやりたいなら「想像を超えてきた」という水準感が必要です。
そうしたレベル感は、ある程度は地方副業をやりこまないとピンとこないと思います。このセクションでは、実際の例も踏まえ、「これをやればいい」と分かるように解説していきます。
1.すぐに準備を整えよう!キックオフミーティング前の準備
受注したら(正確には受注がみえてきたら)、すぐに準備を整えましょう。特に、以下の2つは準備しておきたいです。
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