Sexy Zone「LET’S MUSIC」のMVを読む。
先日公開されたSexy Zone「LET’S MUSIC」のMVについての個人的感想です。どうかあたたかい目でご覧ください。
冒頭25秒の衝撃
とりあえず、自分の中のSexy Zoneに関する記憶をすべて消去してから、今一度MVのイントロ部分を見てください。
どうでしたか?
かっこいい始まりと思いきやてんやわんや。
Sexy Zoneを知らない人(記憶を消去した人)でも、この4人のキャラクターがぱっとわかったのではないでしょうか。
そう、この人たち、たった25秒で、言葉なしに、リズムをとらえながら、4人分の自己紹介をしてしまっているのです。
この凄さを伝えたくて書き始めたら、いろいろ書きたいことが増えてtwitterでは収まらなくなりました。どうか最後までお付き合いください。
0:26~0:57
歌が始まり、コミカルな動きを交えながら、自己紹介は続いていきます。
それぞれの魅力をこれでもかと見せつけてくるのですよ…。
お気に入りのシーン、それぞれありますよね。
印象的な赤い衣装
Sexy Zoneの20thシングル「LET‘S MUSIC」のアートディレクション,デザインをトトトで担当させて頂きました。歌詞をもとにおこしたテキスタイルでLET’S MUSICの世界観をつくってみました。ブックレットのSexy Zoneもでたらめにかっこいいので見て楽しんでもらえれば幸いです🙏 #SexyZone #LETSMUSIC
— あたらしい トトト (@NEWVILLAGE_Y) February 27, 2021
衣装のテキスタイルに使われている歌詞が、0:58~の部分。
“ J-POP,JAZZ,R&B,
HIP HOP,HOUSE,ROCK’N ROLL,
DUB STEP,TRAP,LOVE BALLAD”
🔸🔹🔸🔹🔸🔹🔸🔹🔸🔹🔸🔹🔸
— MUSIC FAIR (@MUSICFAIR_Fuji) March 9, 2021
こちらの衣装のゲストは
どなたでしょう??
🔸🔹🔸🔹🔸🔹🔸🔹🔸🔹🔸🔹🔸
近日放送予定です。
お楽しみに!!
🔸🔹🔸🔹🔸🔹🔸🔹🔸🔹🔸🔹🔸#MUSICFAIR #ミュージックフェア#ゲストは誰でしょう #近日公開 pic.twitter.com/DeXAZ15LJZ
リスニングできなさすぎてこれを拡大して読みました。
「佐藤」に仕事人を感じます。
☆歌詞を身にまとうということ。
→4人は、この曲そのもの、音楽そのものである
☆なぜこの部分の歌詞なのかということ。
→いろいろなジャンルの音楽を着る=自分たちの一部にする
赤い衣装が、2つの意味をもっているのではないかと考えながら、続けていきます。
MVの中の”赤”
話をMV冒頭に戻しまして。
“みんなで歌って踊れるパーティー・ファンク”という紹介文や、ドラマで聴いた印象だと、クラブみたいなきらびやかな照明の中で踊っているイメージでした。
いや、めっちゃ家の前やん。
赤い空間も、普通に家の中やん。
そう、とても日常。
ここで、赤い衣装の4人がこの曲そのものだとすると。
音楽は
日常に楽しく彩りを加えるものであったり、(家の外)
日常を違う空間に染めるものであったりする。(家の中)
外と中で、表情や踊り方が違うところにも注目です。
(松島聡くんがJohnny’s webで天井のランプについて触れていましたね。美術スタッフさんの愛。あえて追記するならば、数もそうなのだけど、ランプの五者五様さ、シンプルなお洒落さにも愛を感じます。)
えーっと、真っ白の背景の場面は、なんでしょうね。あのわちゃわちゃ、すごく好きなんですけど。既視感あるようなないような。とりあえずわたしの貧弱な頭の中からはこれしか出てきませんでした。たすけてください。
どんな音楽も着こなす
当たり前っちゃ当たり前の話なのですが、この衣装生地から仕立てていますよね。
4人それぞれが、踊ったとき、立ち姿、一番美しく見えるスタイルに作られています。(ジャストフィット勝利くん、鋭く直線的なケンティー、聡ちゃんの裾、ゆるシルエット風磨くん。)
こんな風に、最近のSexy Zoneはいろいろなジャンルのかっこいい音楽に、個性を落とし込んでいくことができて、魅力が開花しているように思います。
2020年の「POP×STEP!?」「RUN」「NOT FOUND」、2021年の「RIGHT NEXT TO YOU」。このどこかで、ある意味インパクトの強すぎるグループ名とデビュー曲に固定されたイメージを、覆された人は多いのではないでしょうか。(まあわたし自身がNOT FOUNDの亀田誠治さんアレンジでやられた人なのですが)
名前はほとんどの人が知っているからこそ、今までのイメージを破っていくにはそれ以上の力が必要です。この衣装であらためて、あらゆるジャンルの音楽を着こなしていく宣言を、私たちは目撃しているのです。
“等身大のポップス”
この言葉は、菊池風磨くんが「日経エンタテインメント」2021年4月号のインタビューで、Sexy Zoneが目指すべき路線と語った言葉です。(このインタビュー記事、内容も写真もすごく素敵なのです…)
今のSexy Zoneには、これからもかっこいい、素敵な音楽を届けてくれるであろう期待感があふれています。
でもそのどれもきっと、生地から仕立てているけれど、仰々しさは感じさせずさらっと普段着のように着こなした姿で私たちの前に現れるでしょうし、このMVのように親しみやすい姿で日常に寄り添って彩ってくれるはずです。“等身大のポップス”とは、彼ら自身が本気で楽しんでいるのはもちろん、受け取る側も肩肘張らず、自分の好きな自分のままで楽しめる音楽なのではないかと、そんなメッセージが「LET’S MUSIC」のMVには込められているのではないかと、そう思うのです。
この音に、群がってみませんか?
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