①初めての妊娠と流産

2020.6 妊活はじめました

2020年6月、本当ならハワイで結婚式を挙げる予定だったけれど、コロナによって無期限延期を余儀なくされてしまいました。

この時点で既に入籍して2年たっていた私たち夫婦。

私の理想の人生計画では、26歳で結婚、27歳で結婚式、29歳で第1子出産、31歳で第2子出産。
今思えば、そんなにうまくいくわけないのですが、実際のところ大半の人はこんな感じで結婚したあとはトントン進んで行ってるのもまた事実ではないかと思います。

そんな私の理想の計画は、早速コロナによる「結婚式の中止」で崩れ去ることになりましたが、先の見えない不安と、時間だけが過ぎていくことへの不安で、まずは先に妊活を始めることを決めました。

妊活を始める前までは、思春期の頃から擦り込まれていた、「妊娠の可能性が常にあるもの!安全日なんてありません!だから避妊しなさい!」という注意を逆に捉えて、ゆるーく妊活してればいつでも妊娠できるのかなーなんて考えていた。

ところが、通常は生理と生理の間に、月に一度排卵があり、その期間しか妊娠するこはできません。
しかも卵子の寿命は長くて1日で受精能力は8時間程度、一方の精子は受精能力がある期間が3日程度。
つまり排卵の前後数時間しか受精できないことになります。

「安全日なんてない」≒「いつでも妊娠可能」という思い込みをさせてきた高校までの性教育を思わず恨みました…。

排卵検査薬に挑戦

まずはファーストステップとして、排卵日を知ることから始めます。

排卵日は通常、生理の2週間後とされますが、私は生理不順を抱えており、直近の生理を遡ると、25日で来る日もあれば90日かかる日もありました。

そのため、排卵日を知るために、排卵検査薬を早速購入しました。

排卵検査薬は、生理が終わって数日後から毎日同じ時間の尿で検査をします。
最も濃い反応が出た40時間以内に排卵が起こると言われるため、そこでタイミングを取ればよいということになります。

いきなり排卵検査薬強陽性

初めて使った日、早速排卵検査薬が強陽性になり、まさかの排卵日を一発で当ててしまうことに。

慌ててタイミングを取りましたが、念のため翌々日にも、もう一度タイミングを取っておきました。

この時、トイレで用を足すと、ものすごく伸びるおりものが出たから、これが噂の排卵期特有のおりもの「のびおり」かーと思っていました。

妊娠検査薬、陰性からの陽性

そこからソワソワと待つこと2週間。

排卵後の12日目に、「フライング検査」をしてみました。
フライング検査とは、通常生理予定日の1週間後から検査可能となるのが妊娠検査薬ですが、実際は排卵から1週間ほどで着床し、そこから数日で尿に反応するホルモンが出るため、検査すれば反応が出るはず!というものです。

結果は…真っ白でした。

ですよねー。

そんな簡単に一発でうまくいかないですよねーーー。

とりあえず控えてた酒をごくごく飲みました。
しかしなぜか酒が美味しく感じられず、体が拒否している(ような気がする)感覚がありました。

そしてその4日後、まだ生理が来なかったので、妊娠検査薬を再チャレンジをしたところ…


…線が!!!くっきり!!!出ている!!!

なんとまさかの、フライング陰性からの陽性。

知恵袋やインスタでは、妊娠していたら高温期12日目には陽性になる、と言う意見が多数で、もう完全に諦めていたので、この時はとても嬉しかったです。

産婦人科にて稽留流産の診断

心の準備もできていないままの妊娠でしたが、ひとまず最寄りのレディースクリニックの初診予約をとりました。

初診は4wの終わり頃に当たる日でしたが、残念ながら胎嚢見えず。
その際に、念のため、と子宮外妊娠の可能性などを告げられ、また数日後に再診となりました。

その後、確実に5w入った頃に受診し、胎嚢を確認することができましたが、インスタやTwitterで見る他の人のエコーと比べると随分と小さいし、他の人は卵黄嚢が見えているのに、私は真っ黒な胎嚢のみでした。

友人が最近流産した話を聞いていたため、不安が募りつつも、まあ私に限って大丈夫だろうと思う気持ちですごしていました。

しかし、翌週の心拍確認では、卵黄嚢が見えたが心拍は見えず、その翌週も同じ状態でした。

かろうじて1ミリくらいの胎芽が見えたものの、8週を超えても心拍が見えないことから、稽留流産の診断となりました。

その際に医師から、ここでは手術ができないことと、コロナ禍での病院の負担を考えて手術先は紹介していないため自然に排出されるのを待って欲しいということ、そして来週は病院が夏休みであることを告げられました。

すでに落ち込みまくっていたので、悲しみよりも、
ええええ!病院やってないのに、激痛と言われる自然排出待つの?!と言う気持ちが大きかったのを記憶しています。

流産だろうとわかって以来、インスタで自然排出の恐ろしいレポをたくさん読んでいたので、猛烈に不安な気持ちに。

自然排出なんてムリムリ、絶対手術!と思い、手術をしてくれる病院を自分で探すことを決意しました。

クリニックでは覚悟していたこともあり、冷静に受け止めましたが、帰り道に夫に電話をしながらわんわん泣きました。
ちょうど金曜日だったので、私はそのまま当日の仕事は休みにしましたが、仕事命の夫もこの日は早退してくれて、寄り添ってくれました。

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