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グリーングリーングリーンズの完結に寄せて

そろそろまぜろよっつってね。

週刊少年ジャンプ2024年28号にてグリーングリーングリーンズ(以下グリグリ)が完結。残念ながら打ち切りとなってしまいましたが、スポーツメインの青春漫画として約7ヶ月間本誌に色を添えてくれました。

好きも得意も無い空っぽの少年、"八枝崎 珀(やえさき はく)"がヒロインのゴルフ女子、"王賀 撫子(おうが なでしこ)"と出会いゴルフにハマっていくジュブナイル青春譚。

いやーこれ本当にショックです。😱
というか急すぎる。最終話の1つ前の話でついに王賀ちゃんが八枝崎に心を許し、

この絶妙な表情ですよ!!!!!
何!?この可愛いお顔!筆が乗ってますね。恋心、とまではいかないものの、確実に惹かれてますよね。これの次の話で打ち切られるとか誰が予想出来ますか?
しかしこのお顔凄く良いですね。昔はしかめっ面しかしなかったのに。。。
この変化、グリグリが丁寧に、丁寧に1歩ずつ2人の成長を描いてきたから。ネット上ではその話の展開の遅さが打ち切りの原因では無いかと言われていますが、そこがこの作品の魅力!

好きなシーン

そうやってゆっくり描かれていった26話の中で私が1番好きなのはやはり22話!肘の負傷から2位で終わった王賀のアマチュア大会。その帰り道、アメリカ行きのために無理をした自らを責め、情けないという王賀に八枝崎が情けなくない、かっこよかった、王賀みたいに生きてみたいと伝えるシーンとその後の2人で涙を浮かべるシーン。人生を賭けてみたいと思えるものが無かった八枝崎がゴルフと王賀を人生の目標に見据える。この物語の真の原点がここにあったと思います。


どうすればグリグリが生き残れたのかを議論するつもりはありません。終わってしまったものは仕方が無いし、他の連載作品や新規連載作品を恨むことも出来ません。ただ、やはり悔しい。もっと2人の成長を見てみたかった。キービジュアルにはまだ見ぬキャラもいたしね。八枝崎が将来プロになり、マスターズに出場することは確定っぽいので、その隣に、またはその前に、または未だ目標に王賀ちゃんがいたら嬉しいと思います。

最後に


「上には上が居て 頑張ったところで必ず報われたりはしない」この最終話の言葉は作者自身の事を言っているのかもしれない。しかし、この作者ならまた挑戦してくれるかもしれない。そう信じています。今はこの辛さと感動を誰かと半分こしたい。


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