見出し画像

Clubhouseアプリに飛びつけない理由…

 今、巷で話題になりまくっている音声SNSのClubhouse… 少し、興味はありつつ、Facebook上でも溢れている招待枠に手を挙げられない私がいます…素直に喜べない違和感について、考えてみました。

 このアプリ、音声のみ。チャット機能も付いていない。視覚に障害がある人にとっては、活躍のチャンス!だと感じる一方で…(音声アクセシビリティに関しては未確認のため不明点多し)がやはり、誰も取り残さない!と言う観点から考えると…難しさを感じる。
 iPhoneユーザーのみ、とか、そのほかにも参加できない人もいるので、その方々を排除して盛り上がっている事に気付かず、みんなが大騒ぎしている状況に違和感を感じるのかと…

 ようやく使いこなせるようになったオンラインツールのzoomは、UDトークによるリアルタイム文字字幕を設定できるし、チャット機能も付いている。いろいろ試しながら、聴覚障害がある方にも参加いただけるようになった。

こんな感じ👍↓
zoomミニ動画【聴導犬ユーザーさんに聞いてみた!】日本補助犬情報センター

でもやはり、複数人の会話の場合には、難しさを感じる…全てをインクルーシブにすることの難しさは常に存在する。

 もう一つ、音声SNSで早くから利用されている“Discord”というアプリがあるらしい。こちらはゲーマー向けのボイスチャットとして流行っている。しかし、利用が広がる中で、アクセシビリティに関する当事者からの指摘が相次いだため、テキスト音声合成や優れた画面読みあげ機能の搭載など、いくつかのアクセシビリティ機能が導入されることとなった。指摘を受けてから、というのが残念なところ。

 どんな技術も、いろんな機能や新しい技術を導入することで少しずつ、課題は減らしながら、進めるしかない。とはいえ、やはり、最初のプログラミングの時点で、インクルーシブな感覚が当たり前にあれば、今のような遠回りはしなくて済むのに…と思ったり…

 兎にも角にも、コロナ禍でリアルなコミュニケーションが取りにくい時代だからこその流行りと評価する人もいる中、今後の新たなコミュニケーションとして、ともにインクルーシブデザインの進化を楽しんでみたい。

 決して、このアプリを否定しているのではなく、せっかく盛り上がるのであれば、全ての人々が一緒に盛り上がれる方法を、一緒に探そうよ♪そういう雰囲気にしていきたいな〜と。
 ということで、まずは始めてみないと、新たな可能性にも気づけないから、やっぱり初めてみないとかな〜??? と…ぶつぶつ呟いてみる…σ(^_^;)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?