見出し画像

だんご3兄弟の順番と人権付与について


先に串に刺された一番下が三男で、最後に刺された一番上が長男。
団子として生まれた順と考えるとおかしいが、双子の順番が現世にコンニチハした順で決まるのと同じカウント方式と考えると合点がいく。
しかし、この場合、赤子の現世に相当する世界は、団子にとってはお口ということになる。
現代日本において人間としての権利、義務は生まれた後ではないと発生しない。
と考えると団子の仲良し兄弟たちに人権はないのだ。
弟思いだ兄思いだなんだとキャッキャウフフフしているが人間だと認められていない彼ら。
お口の為に生まれ、お口の為に散って初めて認めてもらえる。
しかし、制度がなんだ仕組みがなんだと言う前に、我々自身は団子を人間として見ていると言えるだろうか。
否。少なくとも私は彼らを食欲を小腹を満たすだけの慰みものとしてしか見てこなかった。食い物にしてきたとも言える。
出生即食われるそんな彼らを思うと、みたらし団子食べたい。

爪に火を灯すような生活をしております。いよいよ毛に火を灯さなくてはいけないかもしれません。いえ、先祖代々フサの家系ではあるのですが……。え? 私めにサポートいただけるんで? 「瓜に爪あり爪に爪なし」とはこのことですね!