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マネケンワッフル🧇(祖母の思い出)

父がワクチン接種のために久しぶりに大阪までお出かけしてきました。
幸い、接種した箇所が当日少し痛む程度で、副反応もなかった様です。

久しぶりのお出かけに、前日からハンカチ、ティッシュをリュックに用意し、お土産にマネケンのワッフルまで、買ってきてくれました。
コンビニなどでも売っていますが、店舗で購入するものは焼き立てで、店の前を通ると甘い匂いが魅力的です。

マネケンのワッフルは、同居していた祖母が一時期、お土産に買ってきてくれていました。
父はその当時単身赴任してきたのでそのことは知らないはずなのに、偶然!
父方の祖母なので、なんだかんだ親子なのかなぁと懐かしく、微笑ましくなりました。

祖母は80を過ぎていましたが、SMAPのメンバーを全員名前を言えていたし、スポーツの国際試合、特にバレーボールは大盛り上がりで観戦するような、のび太くんのおばあちゃんとはぜんぜん違う、パワフルで好奇心旺盛な人でした。

ただ、同居していると、夏休みなどの帰省と言った特別感もなく、日常生活を共にするのでお互いに、いい意味でも悪い意味でも遠慮がなくなるものです。
おやつを度々勧めてきたり、早く寝ろだのなんだの言われたため、私の反抗期は親ではなく祖母に対してでした。
なので、歯医者さんへ大阪まで行く度に買ってきてくれる天津甘栗やマネケンのワッフルは、「ありがとう」が素直に言えず、でも好きなのでちゃっかりモクモク頂いていました。

私が会社を辞めて東京から帰ってきた頃、多分その頃からだんだんできないことが増えてきていた祖母にも、どうしてもイライラをぶつけてしまっていました。
今思うと、祖母は帰ってきた孫には、やいやい言いませんでした。

例えば、従兄弟達の様に一緒に海外旅行に行くような、特別な思い出はぱっと出ないけれど、ししとうやゼンマイが食卓に出れば、祖母の甘辛く炊いた物(とても味が濃い)や、さつまいもの季節になると、輪切りにして焼いたものを、執拗に勧められたこと(私たちの帰宅時間に合わせて焼き始めていたことを、最近知りました)を、日々の生活のふとした事から、みんなで笑えるのがいいなぁと思います。

マネケンは、ずいぶん小さくなった気がしますが、美味しかったです🧇

covid-19 最前線で働く方に感謝

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