やる気は待っていても出てきません。
何かを始めようとするときに、やる気が出ないなぁと思ってなかなか始めることができないことありますよね?
この「やる気」、大抵待っていても出てきません。
やる気がなくても、まずはやり始めてみることが大切です。
やり始めることで脳に刺激が届き、だんだんと気分が乗ってくる、これが「やる気」です。
何でもいいのでまず行動してみましょう。
子どもの宿題も同じです。
「宿題やりなさーい」「今やる気なーい」
こんなやり取りをしていませんか?
やる気は待っていても出てこないので、子どものやる気に期待してはいけません。
親の役割は、やり始める環境を作ることです。
簡単な方法が、時間を決めてしまうこと。
「〇時になったら宿題を始める」と決めて習慣化してしまうこと。
仕事などで日によって時間がまちまちなら、何かの行動にくっつける。
「晩御飯を食べたらやる」「お風呂に入ったらやる」など、毎日必ずやる行動にくっつけてセットにしてしまうことです。
これを繰り返して習慣にしてしまうと、いちいち言わなくても出来るようになっていきますよ。
やり始めてもダラダラしてなかなか進まないということもあります。
早くやって終わらせたら楽なのにと思ってしまいますよね。
そういう時はやり始めにスピード感を味合わせると効果があります。
例えば計算ドリルなら、親が答えをダーッと一気に言っていく。
子どもは「待って、待って!」と慌てて答えを書き始めます。
そこでリズムが生まれます。
それじゃあ子どもの勉強にならないじゃないと思うかもしれませんが、時々わざと答えを間違ってみてください。
「ん?違うじゃん!」と自分で気づく子もいれば、気づかなくても学校でバツにされることで「やっぱり自分でやらなきゃだめだ」と気づくきっかけになったりします。
「出来る」と「分かる」には時間差があります。
例えば足し算は、暗記でもいいんです。
繰り上がりの理屈が分かっていなくても、まずは出来ればいいんです。
理解は後から追いついてきますし、出来る状態になってから考えると理解も早いです。
学校ではまずやり方やその理由を理解させてから、実際に練習問題に取り組ませます。
自転車がなぜ転ばずに進むことが出来るか?
この仕組みが理解できたら、練習をはじめるということと同じです。
いや、まず乗ってみようよ!と思いませんか?
転んでもいいからまず実際に自転車に乗ってみて、乗れるようになることが大切で、理由なんて興味があったら学べばいいし、別に知らなくてもいいんです。
乗ることが出来ても、理由が分かっていなければ乗れているとは言えない、なんてことにはならないですよね?
学校は「分かる」を重視しますが、私は「出来る」を重視します。
ただ考え方の違いですので、これが絶対正解!と言いたいわけではありません。
子育てで悩んでいるお父さんお母さんに、少しでも参考になればうれしいです!
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