非受講生が読んだSF創作講座2019最終課題実作

グローバルエリートの取りまとめの髙座創です。SF創作講座は第5期に参加する計画もありましたが、コロナでオンライン化されたので止めました。なので僕はSF創作講座とは無関係です。
今回、グローバルエリートのメンバーでSF創作講座卒業生である架旗透、維嶋津、東京ニトロとラジオをやる計画が持ち上がりました。やる場合、具体的な日程などについては、今後、参加メンバーから発信されると思います。
さて、このラジオ(予定)では主にSF創作講座の話がされるのではないかと思っています。参加していない僕は思い出など話すことがないので、それでも適切な言及ができるようにと、第4回ゲンロンSF新人賞の全提出作を読み、感想を書いておきました。寸評ではなく本当に感想で、個人の好みに基づいたもので、どちらかというと口で話すためのメモの要素が強いです。

普通はこういうものは出さない気もするのですが、「実作9割書いていたけど消しました」みたいなことを聞くことがあって、それに対し「いや本当は全く書いていないんでしょ」と僕は思うタイプで、つまり巡り巡って「全部読んで感想書いたけど公開しません」というのは「本当は読んでもいないんでしょ」と捉えられるなぁと思ったので、ここに出すことにしました。
ただ、僕はピクニック計画へようこそ以降の東京ニトロのファンであり、一番最初に読んだ僕らの時代を高く評価するタイプで、そういう人間が持つ琴線に触れる作品でないと評価が伸びていません。つまり、多くの作品はそんなに褒められていないので、作者が喜んで読むタイプの感想ではないです。

最後に値段ですが、飲み会で喋るような内容の原案なので、飲みに行った場合の一人当たりの価格の半額にしました。どちらかというと書いたという事実は残したいけど、読まれるものではないなという意味合いの値段です。一作当たり300字ほどしかないので、本当にこれ高いですよ。買わない方がいいです。買わなくてもラジオで言及されたらタダだし、リアルイベントで本を買ってくれたらオマケで感想聞くことができます。これを買う必要は無いです。

九月六日、大阪文フリで会いましょう(この記事はこの宣伝です)。

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