アンラーンに必要なもの
瀬戸プラクティカルカレッジでは、「リフレクション」の授業があります。
生徒がこの本を購入し、読み合わせながら、書いてあることに取り組んでいます。
この本の中に出てくる5つのリフレクションのやり方。
そのうちの一つがアンラーンのリフレクション。
いくつかのポイントがでてきます。
その1つに、
「成功体験の思い出を残し、ものの見方だけ手放す」
と書いてあります。
この「思い出を残し」というところがポイントだと思います。
私たちは様々な「思い出」すなわち「物語」とともに生きているといってもいいかもしれません。
それくらい密接につながっている「物語」はまた「ものの見方」にもつながっています。
だからこそ自分の「ものの見方」と違う見方・考え方と出会うと、自分の「物語」まで否定された気分になってしまうのかもしれません。
そうするとどうしても受け入れられない。
受け入れると自分を否定してしまう気持ちになってしまう。
しかし、実際はだれもその人の物語を否定しているわけではないのに。
そう思い込んでしまう自分が自己防衛のために今まで通りのものの見方を手放さないのではないでしょうか。
きっとまず私たちがするべきことは、今までともに生きてきた「物語」とそれを通して身に着けてきた「ものの見方」を愛しむことなのかなと思います。
それなしにはアンラーンには進めないなと思いました。