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2019年4月19日のこと・・・

今日ははじめて午前中に場所を借りた日。

ママーズ勉強会と合同ということでやることにした。

一応事前にそういう人たちが来るよ~とは伝えて見通しをつけておく。基本的にはある程度の事前通告はするようにしている。急に予定を変更すると、子どもたちから私の信頼貯金は減っていく。約束を地道に守っていくことが信頼関係の構築だと思っている。

瀬戸市駅につくと、すでにメンバーがいた。初の乗り換え。

「どうだった?」

と聞くと、ちょっと緊張したと言っていた。人によってそれぞれの緊張することが違う。こうやって確認することで、それぞれの認識の違いが分かる。

駅到着。さらにメンバーが待っていた。そのまま一緒に地域交流セターに向かう。

到着。すでにほかのメンバーは来ていた。約30名ほど入れる部屋に、子ども9名、大人6名で入った。

イスを使って円になって座ってもらった。きれいな円にしてくれたが、このあたりはもうちょっと雑然としていてもいいかもしえない。きちっとしていると、気持ちもきちっとしなければいけないという感じになってしまいそうで。椅子だけがあるとちょっと圧迫感があるかもしれない。

といろいろ考えたが、子どもたちは気にせず、しれーっと座っていた。事前に子どもたちに話してあったので、特に違和感はそれほどなかったんじゃないかなぁと思う。

ミーティングをスタートする。

「初めて会う人もいるから、〇×ゲームね。」

と伝える。またいつも通り、

「もしやりたくない場合は、名前だけ教えてもらえるかな?」

と問いかけ。ここも細かいけれど、教えてね、ではなく、教えてくれるかな?という問いかけ。

何名かはあんまりやりたくない表情をしていたけれど、いつも通りパスありならいいかという感じだった気がする。

どこから始めようか考えたけれど、とりあえず一番やりたくなさそうな子を最後にするようにした。みんなが楽しそうにやっていれば、もしかしたらやるかな、という思惑のもとで。

まずはやれそうな子からスタート。たまたま席順が大人からだったので、大人がいくつも事例を見せることができる。

ちょっとしたことで○×ゲームができるので楽しい。子どもたちの特性もでるしね。掛け声も「せーの」ではなく「3,2,1」というカウントダウン式にしている。その方が緊張感がでて、楽しいかな、と思うから。

スムーズに回っていく。ちょっと厳しいかな、と思う子も、ちゃんと〇×ゲームをしてくれる。

どっちみち答えは分からないから、間違える恐ろしさを軽減できると思っている。こういうことを繰り返すことで、間違いは怖くないということを体感して身に付けていってもらいたい。

そして、よい発表の練習にもなるし、聴く練習にもなる。ここで、みんなよく聞いているね、という価値づけをしてみてもいいかもしれない。月曜日もやってみようかな。

一番やりたくなさそうな子も、結局やってくれて、パスはなかったはず。一人一人が注目してくれて、自分の答えにいろいろ悩んでくれる。これってよい経験なんじゃないかな~と思っている。

その後、昼食決め。スパゲッティという意見、それを聞いて、嫌だというメンバー、じゃぁどうしたらいい?ということで、だれかがチャーハンといった。どうやら体験授業のときの成功体験がまだ残っているらしい。みんな「いいね~!」となった。おもしろい。

自己紹介が終わった後は、ひたすらレクリエーションをした。これも事前い根回しはしてある。

数名だったが、公園でジャンケン大会などをしていたので、「おぉ~あれね~」という感じになる。楽しい経験をしているので、それが分かると、「めんどくさい~」というような声はでにくい。

やはり「楽しい」ということはいろいろなものを乗り越えていく。そして、以前やったときに、子どもたちがどのようなことに面白みを感じるかということも確認しておいた。

やはり自分が中心になれることはうれしいと思う生徒が数名いた。「注目してもらいたい」という欲求を建設的に生かせる場だと思う。これは「キャッチ」というゲームでやりたがる子どもを見ていて思ったことだ。

ただ、ジャンケンなどもやりたくない子もいると思うので、途中からはトーナメント式などにした。応援する人も大事なんだよということを伝えたかったからだ。勝負の場に立つだけが必要な人ではない。

その後「タッチ」というゲームをやった。単純に背中をだれかがつついて、だれがつついたのかを当てるというゲームだ。ただし、背中をつつくときは、なにか野菜の名前を発声していう、というものだ。「タッチ」にしろ「キャッチ」にしろ、多少の身体的接触があることで、親密度はあがるのではないかと思っている。

この「タッチ」をやるといったときに、大人たちが、そんなんすぐわかるじゃんっていう顔をしていたのが面白かった。子どもたちはいろんな工夫をするからね。

こんな感じでゲームを通して、身体的接触や楽しさ、普段やらない役割などを経験できるようにいろいろ考えてみた。もう少しグループが混ざり合うようなことを考えてもよかったな。次回に生かそう。どうしても男子、女子で固まるからね。そのあたりも今後の課題かな。

その後は、ママーズは勉強会に入り、子どもたち自由時間。11:30には買い出しに出発するように伝えた。今回は子どもたちだけでスーパーへ。センターの目の前がスーパー。もっと遠かったらさすがにできないけれど、この距離であれば、信号もあるし、問題ない。少しずつ自分たちだけでできるという経験を積ませたいということで、子どもたちだけでいってもらった。

帰ってくるとき、途中であったら、どうやらひと悶着あったらしい。お金がうまく合わないという感じ。あまり意味がわからなかったけど、どうやら、一人がお金を途中で持っていってしまって、何にどれくらい使ったのかがわからなくなった。メンバーの一人が

「あやしいことが3つあったんですよ。」

と犯人捜し。よしよし、いい感じ。やっぱりいろいろないと学べない。

そうそう、木曜日にメンバー二人がケンカをしたらしく、親に

「ぼくは悪くない」

というようなことを言っていたと聞いたので、

「ツクルスクールでは、だれが悪いとかいうことはやりません。次そうならないためにどうするかを考えていくことだ大事だと思っている。」

と伝えながら、朝、さとの家に向かいました。

話しは戻って、買い物。
途中メンバーが走って戻ってきて、

「まだ時間がかかるから。」

と伝えてくれた。それだけを言いに走ってきてくれた様子。あとからみたら私の携帯に着信があったので、つながらなかったから走ってきたのだろう。

それほど嫌な顔はしていない。何かを任せれる、自分ができることをやる、ということは自信につながるだろうな、と思って「ありがとね」と伝えた。

そして、買い物帰り。お金についていろいろあったけれど、ここでも

「誰が悪いとか追求するとあまり気分がよくない。もう終わったことだから、次同じようなことが起きないようにするには何をしたらいいのかということを考えればいいんだよ。」

と伝えた。

どうしても学校教育に少しでも触れると、犯人捜しが得意になってしまうけれど、その呪縛からはやく解き放ってあげたい。

こういうところで犯人捜しをやらないと、話し合いのときの雰囲気にもつながっていくと思っている。ちょっと納得はいっていなかったかな。

そんな状態だったので、今回は解決策を軽く提示した。家計簿かけばいいんだよねって。実は前のツクルスクールはやっていたんだよ、と軽く伝えた。ある程度解決策は見えているということで納得感をだせたらいいなと思って伝えた。

センター到着。すぐに調理に向かう。メンバーの一人は安定のフライパン。もう一人は調理全般、もう一人ははご飯温め係。

ということで手持無沙汰なメンバーが何名か。メンバー二人で手は十分に足りているので、

「ぼくたちが作るから、好きにしてていいよ~。」

というようなことを伝えていた。ほかのメンバーはタブレットでいろいろ。

料理をする二人は楽しいらしく、特に他のメンバーに、やれよ~という話はしない。さらに、卵がいらない、という女子二人のために卵をどういう順番で使うかということを話しあっていた。かなりめんどくさいことだと思うけれど、結局フライパンの大きさなどもあり、一度に作るのは二人前。最初に二人分をつくり、次に女子二人分。へぇ~そういう順番なんだね~なんて見ていた。最後はなにかいいことがあるって感じなのかな。お玉についたチャーハンをつまめるとか?

時間さで6人分ができた。かなりおいしいらしく、みんな大絶賛。女子が「おいしーい!!」としきりにいっていたけれど、二人ともまんざらでもない表情。

「なんかそんなこと言われると、さっきのいやな感じが全部ふっとんだ気がする!」

と話していた。

食べたあとはみんなご自由に。タブレットやら外でごろごろ。

その後、後片付け。

ここでも今週はみんなで協力ということを伝えてあるので、それをどのように伝えたらいいのかなぁなんて考えていた。

後片付けだけを見るのではなく、全体を通してみると、ご飯作り、おいしく食べる、後片付けというそれぞれを合わせて協力ということでいいかな、と思った。
食器洗いは一番難しいので私が担当。意図的に仕事ができるように、お皿拭きを準備した。メンバーの一人にやってもらった。拭き方を教えたら、ちゃんとできていた。

まだまだ理想の協力には程遠いけれど、そういう捉え方もあるよなって思った。

時間がきたので終了。ここで3人のメンバーが帰宅することになり、残り3人。どうしようかな~と思ったけれど、今日は人数も少ないし、このままそこに残ることにした。時間までそれぞれタブレット。ありがとうタブレット!(笑)

帰り道、メンバーの一人がアイスクリームを自分のお金で購入。買えないメンバーは「いいな~」を連発。でもずっと引きずってたところはなかったかな。

駅到着。帰りの会。今日はメンバーの一人が、帰りの会で発表するのを楽しみにしていたので、人数は少なかったけれどやった。とてもうれしそうに炒飯がおいしく作れたことを発表していた。

ということで、本日も終了。いろいろ課題がでてきておもしろい。来週からは後片付けは役割分担をする、ということになる。さて、どういう結末になっていくか楽しみ。

以上

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