子どもが失敗しそうなところを大人がアドバイスすると大きな機会損失になる件
どうみても失敗するだろうということを、大人がよかれと思ってヘルプすると、うまくいくこともある。しかし、それによって子どもが得られるものなどミジンコレベル。いやそんな風にいったらミジンコに悪いかwっていうくらい大したことがない。
Garden Piazza (ガーデンピアッツァ)
2014年三学期。いろんな人がツクルスクールに来てくれた。そのうちの一人の方が、イタリア料理店を営んでいる方だった。
子どもたちが昼食づくりをしているのをみて、そのイタリア料理店の厨房に招待してくれた。そして、そこでピザづくり
まずは買い出し。
メンバーは作りたいものがいろいろあるようで、ガンガン買い物をしていく。
私はいつも通り特になにも言わず。
お会計の買い物かごには、
天かすと海老フライ?をつくる材量・・・
「なに、その掛け算w ピザづくりだよ、ピザ。相乗効果?ないでしょw くどいでしょ。揚げたやつをまた焼くの?おいしいわけないじゃん!」
と、心の声。
まぁ私が食べるわけではなかったし。
そして、いろいろ教えてもらいながらも目をキラキラさせながらピザづくり。
でたよ。天かす。
「なんかで読んだの?」「いや、なんとなく」www
私も参戦!
そして、完成!
ドヤ顔の見本w しかし大したことないw センスの無さがでているw
そして、例の・・・
どうなの、その海老フライ+天かすピザ・・・
「うん、まぁ、おいしいっす・・・」
まぁそうだよね。そうなるよねw
「せっかくさ、すげーいい設備で、高価な窯で焼くんだぜ!おいしいやつ作ろうぜ!天かすはないわ!」
というのは簡単なわけで。でもよく考えれば、そんなことはやったことがないわけで。もしかしたらちょーおいしいかもしれない。
でも大人はすぐに「せっかくだし」とか「どうせなら」とかいうセリフで子どもの選択を濁ったものにしてしまうことがある。
もちろんそれが、子どもが選んだことよりもはるかに素晴らしい結果になるのならよいが、そういう場面にあまり出会ったことがない。その程度のアドバイスなのだ。
そして、その程度のことで、
「選ぶ力」を育む機会
「自己決定の力」を育む機会
「責任感」を育む機会
「チャレンジ精神」を育む機会
「結果と折り合いをつける力」を育む機会
・・・・・・まだまだある気がするが、そういったたくさんのことを、大した結果にもならないアドバイスでつぶしてしまっていることがよくある。
このツクルスクールで私が学んで、今でもずっと大切にしていることが、
何も言わない。言いたくなったらその場から去るw
そして、これが大事な子どもたちの成長の機会を損失させてしまわないよい手段だと強く実感している。
ママの学び場一尾塾 (思春期の子育てを中心に、子育てについてのあれこれなどを話しているYouTube動画です。)
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