講座「地域ブランディング講座」
岩手県遠野市で商品開発やブランディング、グラフィックデザインを手がける橋本亮子さんが講師を務める「地域ブランディング」講座。「地域ブランディングにおいて、本当に大切だと思うこと」について、橋本さんがブランディングを手掛けた遠野の郷土菓子「小友ようかん」の復活ストーリーを実例にお話していただきます。
地域ブランディングとは?
地域ブランディングとは、地方の特産品や観光資源の魅力をより極大化したり、多くの人に知ってもらうように発信する取り組みのこと。。地方にある資源や商品を地域内外に発信するためのマーケティング戦略やパッケージ作りなどを行い、商品の魅力を最大限に引き出します。
40年前と変わらない味「小友ようかん」
講師を務める橋本さんが遠野市でブランディングを手掛けたのは、岩手県遠野市の南に位置する小友町にあった菓子店・松月堂の「小友ようかん」です。小友ようかんは、松月堂が1980年頃に閉店して以来製造されていなかった商品。
「松月堂の羊羹は、外側シャリシャリ、あまさ控えめ、時間がたつと白い砂糖が出てきて本当においしかった」
など実際に小友ようかんを食べたことのある方々のお話を聞きながら、橋本さんが地域の方たちと協力して商品開発・ブランディングを行い、2018年に復刻販売を開始しました。
橋本さんが目指す地方ブランディングの在り方
「商品ブランディングは利益を出すことだけが目的だとは考えていません。一番意識しているのは、『コミュニティーをつくる』ということです」と橋本さん。
「地方創生」と呼ばれる取り組みの中には、利益を追求し、「稼げる地域」を目指す活動も多くありますが、橋本さんはそうした取り組みとはまた違った想いを意識して、小友ようかんプロジェクトを行っています。
この橋本さんが意識する取り組みへの「想い」が、今回の講義のテーマになる「地域ブランディングにおいて、本当に大切なこと」。
橋本さんのこれまでの活動や小友ようかんプロジェクトのストーリーを通して、ぜひ一緒にこれからの地域ブランディングについて、考えてみませんか。
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講座「地域ブランディング講座」
開催日時:6月27日(土) 14:00~15:30
開催場所:Commons Space/オンライン配信(zoomのURLを参加者にメールにてご連絡します。ご利用前にアプリ「Zoom」をダウンロードください。)
参加費:1,500円
-こんな人におすすめ-
・「小友ようかん」を食べたことのある/好きな方
・地域ブランディングの最前線を知りたい方
・地域で活動中の個人・法人事業者の方
講師プロフィール
橋本 亮子
デザイナーとして、都内の広告企業に勤めた後、2012年12月にフリーランスとして独立。Next Commons Lab遠野 に参画のは2016年9月。デザインを「問題解決するための手段」と捉え、現在は遠野・東京の2拠点でグラフィックデザインのみならず、商品の開発やブランディングを手がけている。
申し込み方法
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