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おんせん図書館がつくりだす「温泉街2.0」の未来

石川県加賀市の山代温泉どおり商店街にある、「おんせん図書館みかん」。従来の図書館とは異なり、地域の人や資源を巻き込みながら、山代温泉を、加賀市を、世界一の温泉文化都市にするという目標を掲げ、運営している施設です。

「公」でもなく「私」でもなく「共」に創り上げる図書館は、参画する人が増えれば増えるほど、そのまちの顔を映し出してくれます。今回はそんなちょっと変わった「おんせん図書館みかん」を、これから始まるNCL加賀でのつくる大学のキャンパスとして、バーチャルツアーにてご案内させていただきます。

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おんせん図書館「みかん」と「温泉街 2.0」

おんせん図書館みかんは、未完成の「未完」に着想を得て、名付けられました。市民有志、みんなで未完成を創り上げる。ここでは、一箱本棚オーナー制度を導入し、誰もがおんせん図書館みかんのオーナーになることができます。

一箱本棚オーナー制度は、月額2,000円で、自分がプロデュースする本棚を図書館の中に持つことができる仕組みです。本を置く以外にリターンがないこの仕組みですが、「みかん」の価値観に共感してくださった方を中心に、現時点で50名を超える人がオーナー契約を結んでいます。
こうして共感してくださる方が増えていく中で、おんせん図書館みかんが位置する山代温泉街には、酒屋の一部を図書館にするお店や、空き物件を要所だけの図書館にしようとする動き、自宅の前で小さな図書館をはじめる方など、本に関係する新しいムーブメントが起きつつあります。おんせん図書館のオープンをきっかけに、まち全体で新しい「温泉街2.0」の形が、少しづつ見えてきています。

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講座内容

今回行うバーチャルツアーでは、おんせん図書館をご案内しながら、他にも山代温泉を紹介いたします。

14:00-14:10
参加者同士の自己紹介、当日は会場である「おんせん図書館みかん」のオーナーさんも含めてお互いが話せる関係になりましょう。ご自身の名前と、好きな本を一冊紹介していただきます。

14:10-14:40
おんせん図書館みかんについて
一箱本棚オーナーさんの紹介
「どうしてオーナーさんになったのか」や、どんな本を置いているのか。みかんがどんな場所であるかをお伝えします。

14:40-14:50 南加賀おんせんブックロード構想
おんせん図書館から広がりつつあるムーブメントについて、そしてこれから仕掛けていきたいことを話します。

14:50-15:05 質疑応答

15:05-15:20 月/月の紹介と本棚紹介
お向かいのお店「月/月」でも本棚を置いてくださっています。どんなお店なのか、そしてどうして本を置いているかをお伺いします。

15:20-15:35
おんせん図書館「かぼす」「りんご」についての簡単な説明を含めて、
山代温泉総湯まではルロワ東出康江さんと一緒に向かいます。一箱本棚オーナーでもあり、おんせん図書館りんごを構想されているルロワさん。また山代温泉出身なので、温泉街の変遷も伺えます。

15:35-15:50 質疑応答 終わりの挨拶
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おんせん図書館がつくりだす「温泉街2.0」の未来
日時:2020年11月23日(月)14:00−16:00
場所:オンライン配信(zoomのURLを配布します)
定員:8名
参加費:1,000円(一箱本棚オーナーは参加費無料)
主催:NextCommonsLab加賀

-こんな人におすすめ-
 ・「私」がつくる「公共」のコンセプトを詳しく聞いてみたい方
 ・ おんせん図書館が創り出すコミュニティを知りたい方

申込方法

申込みは下記からお願いします。

おんせん図書館みかんの一箱本棚オーナーの方もしくはつくる大学学生会員の方は下記からお願いします。


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