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【徹底分析】SDGsアワード受賞自治体の取り組みまとめ

SDGsアワードなんて飽きたよ

「SDGsアワード受賞した〇〇の取り組みまとめ」みたいなの書き始めて本日で4回目を迎えました。

過去3回の記事、まだの方はぜひこちらをご覧ください!!


とはいえTSUKURUメディア部としては...

「SDGsアワードのネタ飽きたよ」
「なんか...もっとこう...別の話題ないの?」

って声が出てくるんじゃないかと内心ハラハラしています。
みなさんこう思ってたら遠慮なくコメントくださいね(笑)
それでは、本日も内容の方に入っていきたいと思います。

今回はSDGsアワードを受賞した「自治体」についての分析です。

1.公害都市からSDGs先進都市へ(福岡県北九州市)

北九州市

福岡県北九州市は、福岡県の北部に位置する政令指定都市でかつて八幡製鉄所や小倉の軍需工場を中心とした工業都市として栄えました。2018年には公害の克服やエコタウンの形成への取り組みが評価されSDGsパートナーシップ賞を受賞しています。

北九州は1960年代から公害対策の一環として、工場から排出される大気汚染の除去や工業排水による水質汚濁の克服に努めてきました。その甲斐あってか、一時は「大腸菌も住めない」と評された洞海湾も今では100種類以上の魚が住む多様性に富んだ海へと変化しました。

公害克服後も環境保護への取り組みは続き、中高生や地域の住民向けに市役所職員がSDGsについての出前講義を行ったり、パネル展開催による地道な啓発活動を続けてきました。

2010年には、八幡に「アジア低炭素化センター」をオープンしCO₂の排出を2050年までに50%削減(2005年比)することを目標に策定。緑地の保全や公共交通機関の利用促進、低炭素住宅の建設支援を行ってきました。

さらに、2019年からはSDGs課題に取り組む市民活動団体、学校などの教育機関、NPO法人等には10万円を限度に補助金を支出するプログラムも採択していますからこれからも北九州の取り組みから目が離せません。

北九州市のSDGs関連ページはこちら

2.高齢化をコンパクトシティで解決(北海道下川町)

下川町

北海道下川町は、北海道北部に位置する人口3000人程度の街で、かつては銅や金銀の採掘・農林業を中心として発展してきましたが、閉山により深刻な人口流出と高齢化問題に直面しました。これらの課題への地域一体的な取り組みが評価され2018年にSDGs推進本部長賞を受賞しています。

下川町は、2010年から町内に存在する国有林を整備し、FSC森林としての認証を獲得したり、バイオマス事業の実践現場として活用してきました。

また、高齢化率が50%を超える町内地区にバイオマスの熱供給システムを活かしたコミュニティレストランやミニショップなどを含めた新しい集合住宅地を建設し、高齢者の孤立防止とエネルギー自給に取組みました。

さらに2017年からは、外部の有識者を交えて「2030年のあるべき姿」をSDGsの観点から作成。女性や障がい者、外国人採用への取り組みや森林バイオマス利用拡大による脱炭素社会構築事業など約20の事業案を策定しました。

人口が少ないからこそ実現可能な柔軟な取り組みとスピード感ある事業展開には今後も期待が集まります。

下川町のSDGs関連ページはこちら

3.リサイクルで日本一獲得(鹿児島県大崎町)


鹿児島県大崎町は鹿児島県東南部に位置する人口12000人程度の小さな町です。大崎町では、地域住民を巻き込んだゴミの分別・リサイクル運動を展開し、リサイクル率80%を達成したことが評価されて2019年にSDGs副本部長賞に輝きました。

大崎町は「混ぜればゴミ、分ければ資源」という考えたかのもと昔から住民参加を中心とした徹底したごみの分別運動に取組んできました。

その甲斐あってか11年連続で資源ごみのリサイクル率日本一を達成し、2017年には環境省主催の「ストップ温暖化・一村一品大作戦」にて「特別賞・地域循環賞を受賞しました。

また、ごみのリサイクルに取組むだけでなく、ごみの分別を活用した高齢者や外国人との交流促進に取り組み、多文化共生コミュニティの構築活動も進めてきました。

さらには、将来的には行政や民間が一体となって「国際しごと・人材育成センター(仮称)」を設立し、グローバルな観点からSDGsにチャレンジする人材の育成事業を実施する予定もあるとのこと。

小さな町から始まるリサイクルを通じた国際的な連携やコミュニティ構築は大変参考になりますね。

大崎町のSDGs関連ページはこちら

まとめ

最後に、ここまでの事例から学べる点をピックアップしてみましょう。
ぜひ自社のSDGs企画の提案などに役立ててみてください。

・地道な啓発活動も効果を発揮する
・行政だけではなく自治体内の企業や住民と連携
・人口の少なさを活かした挑戦的な取り組み
・取り組みに補助金を出すだけで事業は活性化する
・大規模なCO₂削減を目標に掲げるのも一手
・最新技術の導入を怠らない

以上読んでいただき、ありがとうございました~!
感想やご意見、扱ってほしいテーマなど随時募集しておりますので気になった方はシェアやコメントお願いします!!

写真提供
北九州市  LIFULL HOMESより
下川町   朝日新聞デジタルより
大崎町   大崎町公式HPより

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この記事を書いた人は

tetsu

北海道生まれの21歳。
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