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自作の真空管アンプのプリ管が壊れた話
もう7年くらい前になるんですが、当時電子工作にハマった私はその勢いで真空管アンプ作りに興味を持ちました。
高校物理と大学の教養程度にやっただけの回路知識です。すっかり知識は忘れ去ってしまい、オームの法則から勉強し直す状態でしたが取り憑かれたように一から勉強し直し1台の真空管アンプを作りました。それがこの真空管アンプです。
初めて音を鳴らした時は感動したものです。秋葉原で買った300円のスピーカーユニットでここまで鳴るのかと驚いたものですが、何のことはない、引っ越し直前で部屋ががらんどうだっただけの話でした。皮肉にも機材よりも環境の方が重要なんだということを製作直後に知るのでした。
その後、トランジスタアンプも何台か作りましたが、なんだかんだでこれをずっと使ってます。愛着ある一機です。
そんなアンプですが、最近右側の音が鳴りにくいなと思っていたら、右側のプリ管(6SL7GT)がやられていました。
真空管アンプは100年前に誕生して50年前に廃れた技術です。年が経つに連れて同じ球は手に入りにくくなるかもしれません。
自作ですし、特性が似た球でどうにでもなるとは思うのですが、なにぶん7年も経つと回路知識がほぼ失われてしまい、設計は残っているんですが自分で全部設計した筈なのに自分でほとんど読めないという皮肉です。
とりあえず、ウェブで6SL7GTを2つ注文しました。愛着もあるのでまだまだ現役でいて欲しいものですが、いずれまた別の球でも真空管アンプを作ってみたいと思うのでした。
当時の設計ノートが出てきたのでUPしてみます。
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