しじま に

折角作った砂の城
再三あるいた夜のしじま
握り込んだガラス片 綺麗という理由で
離せず あなたみたいだったから

夢の中では風は吹かない
箱に収めて思い出せない
道端の光の巣 木漏れ日と呼ぶらしいです
さわれず あなたみたいだったから

しじまに咲いた花を摘まないで
砂の城の国には 天気予報がない
明日良いことがありますように
ありますように

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