いまのパチンコ屋のイベントって、店側/客側のどちらにもプラスになってなくない?

おはようございます。
パチンコ屋のイベント。大昔は「4以上」「5以上」「6確定」とか「1or 3 or 5」とか「1 or 6」とか、台の設定を示唆する札が付いてて、それを開店と同時に走って掴み取るというのが主流でしたが、射幸性がどうたらと規制が入り、直接的な表現が禁止されたのちに「金、銀、銅」「サメ、エビ、アンコウ」「エビアン」みたいな感じの名前で数字を想起させる表現にシフトしていきました。

ただ、それも規制が入り、お店自体が設定を示唆する行為がNGとなってしまい、現在では「煽り屋」と呼ばれる"お店とは関係のない人/組織"が、お店の設定配分などを示唆する流れになっています。ざっくりとね。

で思うんですけど、今の形態って「SNSや専用サイトを見ていない人には伝わらない情報」なんですね。

自分が行くホールたちの傾向的には、年配者層は知らない人が多い。ジャグラーに見たこともない青年グループが座って、常連の年配者はそれ以外の空き台に座ることになるんですが、これって店としてはプラスにならないでしょ、っていう。

正直、イベントで1日だけ集客出来ても翌日に繋がることはないじゃないですか。だって熱いイベントになればなるほど、そのイベントだけ打ちに来る人が多いんだから。

で、熱いイベントがガセるなら、それより弱いイベントも集まらない。集まらなくなる。この流れって何かプラスになってるんですかね?

ガセイベントやって月の〇%の収益が取れればいいや、それを月に〇回やれば見込みは達成できるぞ、って話であれば、平常営業日は客も少ないし、店的には楽ですよね。

でも、そうじゃなくて「毎日の稼働率を今よりも上げたい」って店があるのであれば、イベントのやり方って考えたほうがいいなと思うんです。

1日スパンのイベントじゃなく、1週間スパンだったり、1か月スパンのイベントとか。

例えば、1週間スパンのイベントだったら、10個~20個くらいの公約があって、それを1日最低2個実施するとかね。で、その公約は必ず重複しないこと、もしくは〇個は重複していい、とか。もしくは重複してもしなくてもいいけど、1週間のうちに公約は最低〇個は実施すること、など。

これって、毎日通ったり、データを見てないと分からないから、結局その店に連日足を運べる人、チェックを怠らない人が必然的に有利になる。ただ、イベントをやってるということを知らない層は、なんのこっちゃなんですけど、1週間通う層が一定数いれば、一時的に新規の常連が増えるわけです。

しかも、毎日どの公約が実施されるかすぐには分からないので、各機種の稼働は従来よりも上がりますよね。

このイベントだったら、終盤になるにつれて公約は徐々に絞られてくるけど、それでもどの公約が実施されるか迷うレベルには選択肢があるから、絞り切れない。

正直、今のイベントって「設定56」を謳っておいて「あっても設定4じゃねーか」なんてよくある光景です。youtubeで見る出してるホールだとしっかりやってるんだけど、弱小ホールだとそんなことしない、というか出来ないのかな。

正直、設定4でもいいんですよ。でも、信用がないから打ち切られないし、そもそも設定56で煽るからそういうことになる。1週間イベントの場合、その旨味を吸うためには連日通わなきゃいけないから、必然的に毎日の店の出方を体験していくんですね。

その客が連日通う時間って、宣伝をする機会になるんです。

例えば、イレギュラー的に設定6が出てきたり、機種単位、列単位で何かが起きたり。それが1週間のうちに1回でも目撃(または体験)させることができれば、その機会を逃したくなるのがイベント目的で訪れる客の心理。

私はいまWEB制作がメインですが、20代中盤~30代前半までは音楽系のイベント企画なんかもやってたんですね。限られたルールの中でどうすれば楽しんでもらえるか、足を運んでもらえるか、ってのはパチンコ屋にも通ずるところがあると思うんですが、パチンコ屋のイベントって本気じゃない気がするんです。リアルさがない。

正直、悪しきイベントやホールは憎いわけです。それらを潰すなら、イベントやホールごとのレビューサイトを作るのもいいと思うんです。徐々に淘汰されていくので。

でも、イベントで店も客も賑わう事例を各地で1つずつ作っていくほうが健全だし将来性がある。イベントの認知度を上げるための方法も戦略も、そんなのいくらでもあるし、なんなら作りますよ、っていう。

機会があれば、どこかで事例を作ってみたいんですけどねえ。

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