好奇心は…??

死んでいません、大丈夫です。超元気です。ですがちょっと死にそうなほど苦痛な出来事(自業自得)があったので、今日はそのことをnoteに記したいと思います。

事の発端は夕方。課題と言う名のかまってちゃんな大学教授から連日仕向けられる使者をあしらうのにひと段落ついた頃、とても甘いものが食べたくなりました。何かないかとキッチンに降りていっても特になにも見当たらず、どうしたものかと思案にくれていました。その時、私は以前ツイッターで見た電子レンジですぐできるプリンの作り方を思い出しました。

作ってみようとレシピを確認すると、「冷蔵庫で2時間冷やして完成!」と書かれていて、今すぐ甘いものが欲しい自分としては、今回は見送りかな、と思いました。ですがその時ふと思ったのです。「冷たくない出来立てホヤホヤの熱々プリンはどんな味なのだろうか」と。あったかくてとろっとしてて程よい甘みがあって…。従来のプリンより美味しそうな気がしてきて、居ても立っても居られなくなり、早速調理に取りかかりました。

レシピにはチョコプリンとキャラメルプリンと抹茶プリンがあり、最初はチョコにしようかと思いましたが、あまり味に耐性がついないものを使うのはリスクがありますので、抹茶にしました。牛乳、卵、砂糖、抹茶の粉をカップに入れてかき混ぜます。それを600Wで1分半ほど。

さて、加熱が終わって取り出してみると、カップの中身はまだ粒子同士が仲良しこよしに動き回っている状態でした。全体的にでろっとしていて、これを食べては確実にお腹を壊すと思ったので、再加熱しました。再加熱を終えたものを取り出してみると、粒子達も規則正しく並んでくれたようで程よく固まっていました。ついにほかほかプリンの完成です。

さて、この後プリンを食べてみたのですが、結論から言うと「茶碗蒸しfeat抹茶オレ(糖度高め)」みたいな味がして、正直あまり美味しくありませんでした。卵がうまくとけておらず、ところどころ黄身や白身そのままの部分が出てきました。さらにそれが砂糖のせいで尋常じゃなく甘いのです。甘い卵焼きは断固認めない、卵焼きは出汁巻一択派(異論は認めます)の私としてはこの味は虫唾が走るほど苦手でした。さらに悲しいことにこのプリン、量が多かったのです。大きめのマグカップ3分の2くらいあり、そのうちの5分の1ほど食べ終わった時には、「もういらない」と思ったほどでした。

全部食べ終わった頃には胃の圧迫感と後味の悪さで気分がとても悪くなりました。正直気持ち悪すぎて死ぬかと思いました。「なぜこんなものを作ってしまったんだ」と30分前の自分を大いに恨みました。「あったかいぷりんってどんなんなんやろー」なんて、アホみたいな好奇心のせいでいつまでも口に残る甘さと胃もたれと戦う羽目になったのです。世の中には、面白そう!とか気になる!とか簡単な理由で軽々しく動くと、後々とんでもない目にあうこともあるんだなと、身を以て知った今日なのでした。


※ちなみにこれは作ったものが私に合わなかっただけです、そもそも熱々で食べた私が全ての原因です。レシピはいたって普通なもので、このnoteはそのレシピの内容、ひいてはそれを紹介したツイッターのお料理アカウントの存在を否定するものではありません。

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