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【アトリビュート4】デッキ融合!ビートダウン!自前のインフェルノイドを使おう!【遊戯王マスターデュエル】

ノイドノイドノイドノイドノイド。っしゃ虚無発動、シュシャシャシャ(デッキ融合の音)、キィーンシュン(手札からネヘモスが消える音)、ドゥゴォォォゥン(炎召喚演出)、ファン(デッキから3枚落としEXから3枚落とす予鈴)、パシュ(ティエラがゲートで落ちる音)、ペンペンペンペン(デッキがめくれる音)、シュコシュコシュコ(ノイドが地獄からわいてくる音)、テッテテレテレレレー(勝利)。

はいというわけでね、インフェルノイド楽しんでますか。レンタルデッキに採用され、フェスの炎属性代表として暴れ回っていますね。転生炎獣?焔聖騎士?何だろう、本当のこと言うのやめてもらっていいですか。

今回は、レンタルではなく自前の後攻用インフェルノイドでフェスを走ったので、インフェルノイドについて紹介したいと思います。まじでかっこいいからレンタルを使っているがよく分からない方、アクセスとかアークロードとか出せないでどう勝てばいいか分からない方は、ぜひこの記事を見てもらいたいです。

まぁ融合フェスの時に頑張って作った素材を使い回していて、ティエラやネヘモスが一体ずつとかいう悲しいことになっています。そこはレンタルよりしょぼいです。

UR妥協奴www

レシピはこちら↓
http://www.db.yugioh-card.com/yugiohdb/member_deck.action?cgid=c15ed292fbba103ed49f7d85ff5ab99b&dno=14&request_locale=ja&a=202304230018

比較用のレンタルデッキ。これでも十分強い。説明も分かりやすクールいやホット
調子が良いと意外と6連勝できたり!

インフェルノイドってなーに

それはね。炎属性悪魔族で統一された煉獄なんだ。煉獄ってかっこいいよね。2014年に現れた歴史あるテーマでシャドールとは同期になる。9年の時を経て今再び煉獄から姿を現したんだ。この言い方に特に意味はない。シャドールとはストーリー的にもつながりがあって、デッキ融合するカードもある。グラコンで墓地落とすとこまで一緒。

デカトロンティエラ以外は特殊召喚モンスターなのも特徴だ。ソセイセイゲン?そうだね。難しいね。つまり、通常召喚できないし《死者蘇生》もできないんだ。墓地から奪われる心配はない。これは霊使いの多い属性フェスでは重要なことだ。特殊召喚の条件は、自分フィールドの全ての効果モンスターのレベル・ランクの合計が8以下の時、「インフェルノイド」モンスターを手札・墓地から除外することになっている。だから、リンク召喚でフィールドのレベル・ランクを下げ、名推理モンスターゲート(通称推理ゲート)で墓地を肥やすことが基本戦術とされる。

仲間分けとしては、下級ノイド(レベル4以下)、上級ノイド(レベル5以上)、最上級ノイド(レベル9・10)がいる。下級は手札からしか特殊召喚できない。上級・最上級は墓地からも特殊召喚できる。下級は起動効果で相手の盤面を除去する尖兵の役割を担っている。上級は誘発効果で相手を追撃することに長けている。最上級は全体破壊や効果無効という相応の効果を持ち合わせている。

最上級は《インフェルノイド・ネヘモス》と《インフェルノイド・リリス》だ。特殊召喚に成功した時にそれぞれ、フィールドのモンスターを全て破壊、「煉獄」カード以外のフィールドの魔法・罠カードを全て破壊する強力な効果を持っている。しかも、インフェルノイドは全員同名ターン1が付いていないから、無効破壊されてもコストの限り蘇って効果を連発できる。それだけでなく、コストはいるものの、ネヘモスは魔法・罠カードの発動を無効にして除外、リリスはモンスター効果を無効にして除外という稀に見ない妨害をしてくる。ほとんどの場合で「無効にして破壊」の上位と考えていいだろう。だが、特殊召喚に3体のモンスターを要求するため、そう簡単には出せないようになっている。

いつもならもっと簡素にしたいところなんだけれども、さすがにノイドは細かく説明せざるを得なかった。それだけ魅力的なテーマであることは間違いなく、根強い人気を誇っているテーマである。知らんけど。

※遊戯王界隈では一般的に、今日日あまり言いませんが、「上級」は1体をリリースしてアドバンス召喚できるモンスターで、「最上級」は2体をリリースしてアドバンス召喚できるモンスターを指します。「上級ノイド」「最上級ノイド」という言い方は、インフェルノイド界隈独自のものです。

ノイドの基本的な出し方

後で見たら意味が分かるかもしれません。あくまで基本です。応用していきましょう。

  1. 下級ノイドを出して相手の場を崩します

  2. 名推理》《モンスターゲート》《煉獄の虚無》で墓地を肥やします

  3. 下級をリンクして上級を出せるようにします

  4. ドリトル・キメラ》をどこかで出します

  5. アドラメレクともう一体の上級を出します

  6. 殴って勝ちです

ノイド(レベル昇順)

ゾイドと間違えそう。採用してるノイドのみ説明しています。これ以外もいます。

インフェルノイド・デカトロン

頭サイレンのパトロール役だと思ってる。ピーポくん

ノイドの中では珍しく、ただの効果モンスターで、通常召喚できます。レベル1のチューナーと言うだけで相手に取られると厄介なので、他のノイドの特殊召喚コストとして真っ先に除外すると良いでしょう。名推理》や《モンスターゲート》で唯一出せるインフェルノイドであり、逆に言えば、デッキ構成によってはこいつがいないと《名推理》や《モンスターゲート》の発動ができません。デッキレシピでは普通の効果モンスターをこれしか入れてないので、3枚引かないように祈っています。

①効果で、自身のレベルを上げ、墓地に送った他のインフェルノイドに変装し、同じ効果を得ます。フィールドのレベルが落としたノイドに応じて上がってしまうため、強力なリリスやネヘモスの効果はパクりづらいです(後述の《煉獄の狂宴》は例外)。しかし、下級の除去効果をコピーできるだけでも非常に強力です。破壊されても墓地送りまではできるため、特殊召喚コストを確保してくれます。たった1つの効果だけ見ても本当に優秀です。勘違いされがちですが、墓地に落としたノイドに墓穴の指名者をしても、コピーした効果は無効になりません。墓穴は「元々のカード名」を参照するからです。デカトロンを除外すべきです。

地味にチューナーだったりします。ノイドのレベルがバラバラであることから、効果によるレベル調整が自在で、幅広いレベルでのシンクロ召喚を狙うことができます。リンクが使いやすいのでシンクロする人は少ないとは思います。

インフェルノイド・ベルゼブル

猟犬な感じがよい

下級は共通で特殊召喚コストは1体です。

①効果で表側表示のカードを対象に手札に戻します。ノイドは破壊する効果の方が多いため、破壊耐性を貫通できるこのカードは貴重になります。アドバンテージの観点からは、主にEXから出されたモンスターを戻すことになるかと思います。《溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム》を自分の手札に戻して使い回すこともできます。

②効果はデカトロン以外の下級共通です。相手ターンに、自分フィールドのモンスターをリリースして、墓地のカードを1枚フリーチェーンで除外できます。下級が共通でこれ持ってるのすごいと思います。自分は墓地を使いながら相手の墓地利用は阻害していくのいいですねぇ。融合フェスの頃は、デスフェニが暴れていましたが、下級一枚で追い出せたので重宝していました。

インフェルノイド・ルキフグス

ガーゴイル的なかっこよさ

①効果でフィールドのモンスター1体を対象に破壊します。この効果を発動すると攻撃できなくなりますが、リンク素材にでもすればいいだけなので、それほど問題ではありません。ちなみにこの制約はデカトロンでコピーして使った時も課されます。最近は破壊すると厄介なことも多いですが、無効効果持ちに効果特攻させるだけでも便利です。

②はベルゼブルのところでしたので以降も省略していきます。

インフェルノイド・アスタロス

悪魔の下っ端感。だがそれでいい

①効果でフィールドの魔法・罠1枚を対象に破壊します。この効果を使うと攻撃できなくなりますが、やはり素材にすればいいので問題ありません。下級の中では一番重要だと思っていて、名推理》や《モンスターゲート》に打たれるときつい《神の宣告》などを引き受けます。リリスは3体除外のコストが大きいため、1体で済むアスタロスは重宝します。自分は確実に3積みしたいです。アトリビュート4では、蟲惑魔や真竜のような罠ビートへの対策札になっています。

インフェルノイド・ベルフェゴル

ルキフグスやアスタロスよりは年とって若頭って感じよね

ここから上級ノイドです。コストが2体除外になっています。お気づきかもしれませんが、レベルの低い順から紹介しています。上級は、効果は違えど、高いほど強くなっていくというのが自分の印象です。

①効果は、攻撃宣言時に発動でき、相手はEXからモンスター1体を選んで除外します。まったく意味のない効果だと思われがちなのですが、《金満で謙虚な壺》や《強欲で金満な壺》のようにEXをコストにするデッキは多々あります。EXをコストにする壺は6 + 6 + 3 = 15で、ちょうど3回利用することができます。しかし、1枚除外するだけで利用を抑えることができます。逆にEXを惜しみなく使うデッキにも刺さるでしょう。

②効果は、下級の共通効果と似ていますが、「相手ターンに」という文言がなくなり、「相手ターンでも」になっています。つまり自分ターンでも墓地除外ができるようになっています。レンタルデッキにも採用されている《春化精の女神 ヴェーラ》は、こちらのターンにも墓地から特殊召喚できますが、こういった効果も上級ノイドなら阻害できます。

インフェルノイド・ヴァエル

部長カラー

①効果で、相手モンスターを攻撃したバトルフェイズ終了時に、フィールドのカード1枚を選んで除外します。効果自体は強力なのですが、発動が遅すぎるのが難点です。下級ノイドの除去はどうしても対象を取るため、それを補う形で使う場面が想定されます。

インフェルノイド・アドラメレク

正直こいつがエース

①効果は、戦闘で相手モンスターを破壊し墓地へ送った時に発動し、続けて攻撃できます。「続けて」なので他のモンスターの攻撃を挟んではいけません。強いです。5600打点を出せますから。ワンキルを目指すときはほとんど出てきます。

インフェルノイド・リリス

ロングテールがたまんねぇなぁ

ここから最上級です。特殊召喚のコストが3体になるため出しづらいです。また、一体出すだけでレベル合計が8を超えてしまいます。しかし、リリスもネヘモスも後述の《インフェルノイド・ティエラ》の融合素材に指定されているため、NRイベントというわけでもなければ、デッキに入れない理由がありません。

①で「煉獄」カード以外の魔法・罠をすべて吹き飛ばせます。ターン1がないため、神の宣告を喰らってもまた煉獄から蘇り焦土と化します。本当にそういうイメージを体現してるような、いい効果だと思います。

②はモンスター効果を無効にして除外できます。レベル調整もかねてコストで自身をリリースしてもよいですが、墓穴の裏目があるので考えものです。自分の効果を無効にしないように注意しましょう。①に対するモンスター効果による妨害を無効にすることができ、完結した性能を持っています。

インフェルノイド・ネヘモス

そんなかっこよくないような・・

①でこのカード以外のフィールドのモンスターを全て破壊できます。最上級はこういう豪快な効果があるため、Gをくらっても比較的ドローを抑えて盤面をリセットできるのが素晴らしいです。②の妨害も付きますし。

②で魔法・罠カードの効果が発動した時、発動を無効にして除外できます。おろかな副葬》が来月には制限になりますが、昨今、墓地効果を持つ魔法・罠は多いため、除外する重要性はかなり高いです。さらに、カードの発動ではなく、効果の発動に対応しているのが偉いです。すでに発動している永続魔法・罠や、墓地で発動する魔法・罠の効果も無効にできますから。①に対する魔法・罠の妨害をはねのけることができ、完結した性能を持っています。

インフェルノイド・ティエラ

あーもうかっこいいねこれね召喚演出も最高だ

唯一の「インフェルノイド」融合モンスターです。ネヘモスとリリスの指定がある上に、「インフェルノイド」モンスター1体以上も必要です。効果も含めて条件が厳しいように思えますが、これをクリアするために、専用の魔法カードで融合するのが基本となっています。

①効果は融合素材としたモンスターの種類によって変化します。専用の魔法カードを使うと「5種類以上」までは簡単に満たせます。「3種類以上」の効果で《中生代化石騎士 スカルナイト》や《中生代化石マシン スカルワゴン》や《ウィンドペガサス@イグニスター》を落として、墓地効果で優位に立てます。属性フェスでなければ《旧神ヌトス》が候補に入ります。相手も3枚落とすため、相手のEXデッキの状況によっては、盤面解決後の立て直しを困難にできます。「5種類以上」の効果は、3枚のみではありますが、ノイドが墓地に送られるかもしれません。しかし、相手の墓地も肥やしてしまう点がデメリットです。

レベルが11もあり邪魔なので、エースの風格を持つにもかかわらず、登場してすぐに《モンスターゲート》や《禁じられた一滴》で墓地に送られます。《中生代化石騎士 スカルナイト》で自爆することもあります。イベントでなければ、EXモンスターゾーンに置いて、《グラビティ・コントローラー》に変換します。ティエラをEXに置くのはかっこいいからではないです。

デッキレシピではネヘモスとあわせて1体ずつになっていますが、1体ずつ増やしてティエラを2回出せるようにするのもありです。それかティエラだけ2枚にして、「3種類以上」効果でもう1枚のティエラを墓地に落とし、ノイドのコストにすることもできます。

「煉獄」魔法・罠

これらは、インフェルノイド・リリスの効果で破壊されない魔法罠です。レンタルデッキでは、先行を考えて多めに採用されているようです。推理ゲートに枠を割きたいですし、後攻用で使うカードは限られているため、自分は採用を絞っています。採用カードのみ紹介します。

煉獄の虚無

デカトロン配色で鮮やか。静かだけど美しい

ノイドを後攻デッキたらしめる最強カードです。ターン1の文字が見えません。無効にされてももう1回貼れればおkです。

①の効果でノイドがレベル1に統一されます。つまり上級・最上級ノイドを大量展開できるようになります。その代わり相手に与える戦闘ダメージが半分になってしまうため、早めにこのカードをどける必要があります。ちなみに、通常レギュレーションなら、全てのノイドが《サクリファイス・アニマ》に変換できるようになります。

②の効果が肝で、EXから特殊召喚されたモンスターが相手フィールドにのみ存在すると、デッキのモンスターを6体まで素材とし、《インフェルノイド・ティエラ》を融合召喚できます。好きなノイドを墓地に送りながらその特殊召喚のコストも用意できるため、最強のカードになります。「表側表示のこのカードを墓地へ送って」という珍しいコストですが、そのおかげで、①のデメリット(メリット)を能動的に破棄できます。

MDでは、手札やフィールドにノイドがいると、融合するか確認を取ってきますが、キャンセルすることで融合が続行されます。デッキの6体だけで融合する方がお得です。ただし、私のレシピではネヘモスが一体しか採用されていないため、手札やフィールドにいる場合は必ず融合素材にする必要があります。それと、ネヘモスが墓地にいると、素材が足りず発動できません。2体採用するか迷うところです。CP的に

煉獄の消華

きめ細かいクリアカラー。なんかネフィリムみたいな顔が・・

インフェルノイドにしては珍しく、①に同名ターン1が課されています。

①効果で、手札1枚をコストに「煉獄」魔法・罠をサーチできます。上級・最上級ノイドをコストにすると無駄がありません。さらに、このターン、「インフェルノイド」モンスター以外のモンスターを召喚・特殊召喚できなくなります。発動無効されたり、《灰流うらら》などで効果が無効にされたりすると、制約は適用されません。リンク召喚が使えなくなるため、できれば使いたくない効果になります。

②効果で、このカードを墓地へ送って、戦闘した「インフェルノイド」モンスターと相手モンスターをダメージ計算後に除外できます。破壊耐性はもちろんのこと、対象耐性持ちのモンスターを突破するのに役立ちます。墓地に行くと厄介なモンスターもですね。自分でも使ってて忘れがちな効果です。

煉獄の狂宴

今度は赤基調

やはりターン1がありません。

①効果で、「煉獄」魔法・罠をコストに、レベルの合計が8になるように、デッキから「インフェルノイド」モンスターを3体まで召喚条件を無視して特殊召喚します。召喚条件を無視するため、特殊召喚モンスターであることは関係なくなり、場の合計が8以下である必要もありません。組み合わせとしては、1(デカトロン)+ 1(デカトロン)+ 6(ベルフェゴル)= 8 が鉄板です。こうすることで、デカトロンにリリスやネヘモスをコピーさせて、相手の行動を妨害できます。ベルフェゴルが墓地や除外にいるときは、1(デカトロン)+3(ルキフグス)+4(アスタロス)= 8になります。まぁこれでも墓地妨害2が付くため強いです。展開と妨害を兼ねているため、罠らしい優秀な性能になっています。

コストについてですが、《煉獄の消華》からサーチしていると、それをコストにできます。他の《煉獄の狂宴》をコストにすることも可能で、たとえば、消華コストに狂宴発動、チェーンして別の狂宴を発動し最初の狂宴をコストにすることもできます。

罠として優秀であり、自身もコストになりえることから、《煉獄の狂宴》を複数枚採用することは理にかなっています。しかし、発動が遅いことや、デカトロンを消費するために推理ゲートを使えなくなる可能性があることから、採用は1枚に絞っています。先行を渡された時(わりとある)の消華のサーチ先として採用しています。相手が事故っていて《増殖するG》をくらったときの受けにもなります。先行札としては3枚採用するべきでしょう。

汎用魔法・罠

推理ゲートについては発動すればいいだけなので省略します。ノイド対面時の名推理は1を宣言しましょう。

禁じられた一滴

堕ちるとこまで堕ちて逆に上りつめてる人

知ってる人も多いですが紹介しておきます。現在の環境でこそ使われなくなりましたが、後攻デッキの採用枠として非常に有名なカードです。コスト、墓地へ送って、攻守増減、チェーンといった遊戯王のルールに深く関わるカードであり、このカードをどう使うかで使い手の熟練度がうかがえます。

①効果で、このカード以外の手札・フィールドのカードを任意の数だけ墓地へ送って、その数だけ相手モンスターを選び、攻撃力半減と効果無効を行います。さらに、コストにしたカードと同じ種類のカードを相手はチェーンできません。たとえば、罠カードをコストにすれば《神の宣告》で返せません。

フルール・ド・バロネス》《魔救の奇跡-ドラガイト》《召命の神弓-アポロウーサ》などの強力な制圧モンスターに対する明確な回答であり、コストとして上級ノイドを送れば無駄がなく、高打点を並べるこのデッキとの相性はいいです。推理ゲートを採用していると、手札誘発を採用しにくいため、このような返し札は貴重になります。さらに、対象を取らないため、対象を取りがちなノイドにはありがたい効果になります。推理ゲートのような通常魔法が多いため、それらの発動に自己チェーンしてコストにすると無駄がありません。それから、邪魔なティエラを墓地に送ったり、虚無の発動条件を満たすために非破壊でEXモンスターを無力化したり、痒い所にも手が届きます。

まぁしかし・・高いです。ヌメロンと一緒に作ったので3枚持ってましたがURですからね。1枚はショップの特設商品から500ジェムでもらえるようになりましたが、残り2枚については妥協するのもいいかもしれません。罠ビートを意識して《コズミック・サイクロン》にしたり、狂宴を入れて先行や盤面解決後の蓋に寄せたり、《ダイナレスラー・パンクラトプス》を持ってたら入れて1:1交換にしたり、《金満で謙虚な壺》でワンキルよりも安定性を目指したり、レンタルのように《ブラックホール》などを入れて全体破壊をしたり、やりようはあるかと思います。

精神操作

何がとは言わないがいいよね

相手のモンスターを対象を取って奪います。妨害を吐かせる使い方でもいいですし、奪えれば次に紹介する霊使いを活用できます。攻撃宣言できないため、バトルフェイズに入る前にリンク素材にしましょう。

たまたま持っていたから入れているだけなので、作るなら、制限復帰した《心変わり》の方がいいです。《精神操作》は《モンスターゲート》でリリースできないので、ちょっと不便です。

このカードも高いので、CPと相談でいいと思います。《溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム》を増やして《自律行動ユニット》とのコンボを狙うとかもいいですよ。

リンクモンスター

これも全部紹介すると長くなるので、有名どころは省きます。

霊使い

代表でヒータさん
その他代表でエリアさん

アトリビュート4では採用しない理由がほとんどないリンクモンスターになります。「~属性モンスターを含む」という緩い召喚条件であるため、該当属性のモンスターが1体いればいいです。ヒータ以外の霊使いは《精神操作》で奪ったモンスターを素材に出します。

リンクの霊使いは、相手の墓地から霊使いのリンク先に同じ属性のモンスターを特殊召喚する共通効果を持っています。リンク先に出すという効果の関係で、チェーンして破壊して不発にされがちなのですが、②の効果で守備力1500以下の同属性をサーチできるため損害が最小限になります。場合によってはサーチ目的で自爆特攻ということもあります。

灼熱の火霊使いヒータ》であれば、《灰流うらら》を特殊召喚できます。他にも、転生炎獣というよりサイバース族全般で採用される《デコード・トーカー・ヒートソウル》を奪えるとおいしいです。インフェルノイドは全員炎属性であるため、アトリビュート4に限らず、通常のレギュレーションでもヒータは採用されます。

清冽の水霊使いエリア》であれば、相剣やアダマシアで採用される水属性モンスターを奪えます。また、《魔救の奇跡-ドラガイト》の発動無効効果の発動条件は、墓地に水属性がいることであるため、エリアで水属性をどかすことができます。これにより、推理ゲートなどの通したい魔法を使うことができるようになります。マリンセスのグレート・バブル・リーフは、ノイドの特殊召喚条件と相性が良く、奪うことができれば頼もしい味方になります。味方にするという点では《相剣大公-承影》もバブルリーフ以上に頼もしいです。

ドリトル・キメラ

なんだこいつ!

召喚条件は「炎属性モンスター2体」であり、ノイド2体で出すことになります。場合によっては《トロイメア・フェニックス》も素材にします。

①の永続効果目的で使います。500アップの恐ろしさは、流行りの《壱世壊=ペルレイノ》で皆さんお分かりかと思います。キメラ自身の攻撃力も上がり、上級ノイド2体を出すことで、合計1500打点アップします。水属性を弱体化する効果も付いていて、このイベントでは役に立つことがあります。

破壊されたら、②効果で下級ノイドを手札に加えるといいでしょう。

8000打点を出すのに必須級のカードであり、このデッキにおける勝ち筋となります。アクセスやアークロードなくてもなんとかなるのはこいつのおかげです。

よくある合計8000以上。リリスのとこは上級ノイドで可
水 vs 炎(1900 + 3300 x 2 - 400 = 8100)

揚陸郡艦アンブロエール

他が強すぎた

アクセスの代わりにリンク4を入れておきたいけど、どうすればいいかと思って採用した1枚です。炎属性であり《ドリトル・キメラ》とも相性がいいです。召喚条件が「効果モンスター2体以上」と緩く、《精神操作》で奪ったリンク2以上の処理が楽にできます。

①効果でお互いの墓地のリンクモンスターの数 x 200攻撃力を上げます。転生やマリンセスなど、墓地にリンクモンスターを抱えるテーマはあるため、それなりの上昇を見込めます。

②効果で、このカードが破壊された場合、自分または相手の墓地のリンク3以下のモンスターを自分フィールドに特殊召喚します。普通に強いです。たとえば、ヒータを蘇生して盾になってもらうことで、後続を連れてこれます。

③効果で、このカードが墓地に存在するときに、フィールドの(相手のでもよい)リンク3以下のモンスターが戦闘・効果で破壊されると、このカードを除外して、フィールのカード1枚を選んで破壊します。②で蘇生したモンスターが破壊されることでトリガーになるため、②と③が非常にかみ合っています。「選んで」なのも、対象を取りがちなノイドにはありがたいです。

最後に

あの手この手で相手の盤面を解決し、かっこいいモンスターで殴るインフェルノイド。デッキ融合、除外して特殊召喚、全破壊といった魅力的なムーヴを見せるデッキで、一度使うと何度でも使ってみたくなる楽しさがあります。ランクマッチの環境でこそ活躍は難しいですが、4属性フェスでは、レンタルに採用されるだけあってなかなか活躍できるため、ぜひ使ってみてほしいです。レンタルで試してみてからでもいいです。では。

フェス後の構築や動きで参考になる記事(※若干OCG向け)

https://note.com/calm_oxalis318/n/ne61309091c2b


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