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縁の下の力持ち、ファゴット

ファゴットって?
ファゴットは木管楽器の一つで、オーボエと同じく、葦を2枚合わせたダブルリードを振動させて音を出します。
非常に長い管を二つ折りにした構造で、伸ばすとなんと2.5m以上もあるんです!
優しく柔らかな低音が特徴です。

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縁の下の力持ち
ファゴットは、残念ながら知名度が高いとは言えません。吹奏楽でファゴットがメロディーを演奏することは、あまり多くないのです。

でも、メロディーだけの曲は寂しくありませんか?華々しくメロディーを奏でる他の楽器たちを、優しい音で包んで、支える。そんな縁の下の力持ちのことも覚えてくれたら嬉しいです。

ちなみに、オーケストラでは吹奏楽のときと少し違った活躍をしているんですよ!

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ファゴットの魅力って?
筆者にとって、ファゴットの魅力は「豊かで優しい音色」、これに尽きます。
柔らかで心地よい低音は、バリトン歌手の歌声や船の霧笛のように、どこかレトロでノスタルジック。まさに癒しの音なんです。

また、木製の管に銀色のキーがずらりと並んでいる様子も特徴的です。左手の親指で操作するキーは、なんと10個!見た目が少しタイプライターに似ていて、レトロでオシャレだと思いませんか?(あくまでも筆者個人の考えです)

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ファゴット?バスーン?
さて、楽譜では、ファゴットを「バスーン(bassoon)」と表記することがあります。むしろ「バスーン」表記の方が多いかもしれません。

それは、英語圏ではファゴットのことをバスーンと言うからです。
ファゴットとは、「束ねられた木」という意味のフランス語、又は同様の意味のイタリア語が由来の名前です。バスーンは、もとはファゴットと同様の楽器をさすバッソンというフランス語から派生しました。

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最後に
この記事で、ファゴットの魅力を少しでも感じていただけたら幸いです。ぜひ、ファゴットの音を聴いてみてください!

ここまで読んでくださってありがとうございました。

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