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第81回定期演奏会②

2019年6月に開催された、第81回定期演奏会で演奏した曲をご紹介致します。
第81回定期演奏会のテーマは「紅白吹奏楽戦」。
学生指揮者が紅組と白組に分かれ、熱い戦いを繰り広げました。
この記事では、後半戦で演奏した曲をご紹介いたします。

-・-・-・ー〈課題曲対決〉ー・-・-・-

ー白組ー
行進曲「希望の空」
作曲 和田信

2012年度全日本吹奏楽コンクールの課題曲です。
作曲者は自衛隊員であり、東日本大震災の災害派遣中に見上げた空がこの曲名の由来となりました。
「空」「希望」「仲間」をテーマに、演奏者や聴く人に元気や勇気を少しでも与えられるようにという思いが込められています。
(実際の演奏音源↓)
https://youtu.be/QC3lz1KArY8

ー紅組ー
吹奏楽のための綺想曲「じゅげむ」
作曲 足立正

古典落語の名作「寿限無」。生まれた男の子に縁起の良い名前を付けようと欲張った結果、とんでもなく長い名前を付けてしまうという笑い噺です。
早口言葉の持つリズムの面白さがそのまま曲になっています。
人情味あふれる江戸の町に思いを馳せながら、早口言葉の文句たちがどこでどのように登場するのかも楽しめる一曲です。

-・-・-・〈ディズニー対決〉・-・-・-

ー白組ー
パイレーツ・オブ・カリビアン・メドレー

作曲 Klaus Badelt
編曲 森田一浩

ジョニー・デップが主演を務める大ヒット映画シリーズ「パイレーツ・オブ・カリビアン」。
カリブ海を舞台にした海賊をめぐる勇壮でダイナミックな物語です。
この曲ではその世界観がリアルに再現され、海の情景やスリル満点で迫力のシーンを臨場感たっぷりに味わうことができます。

ー紅組ー
アラジン(メドレー)
作曲 Alan Menken
編曲 Paul Jennings

魅惑的な砂漠の国を思わせる情熱的な「アラビアンナイト」、楽しく賑やかな「フレンド・ライク・ミー」、行進の華やかで堂々とした様子を描いた「アリ王子のお通り」、そして誰もが知る名曲「ホール・ニュー・ワールド」の4曲がメドレーとなっています。
魔法の絨毯で世界を駆け巡る、幻想的で美しい世界観が感じられる一曲です。


-・-・-・〈吹奏楽の名曲対決〉・-・-・-

ー白組ー
春の猟犬
作曲 Alfred Reed

この曲は「When the hounds of spring are on winter's traces (春の猟犬たちが冬の足音を辿る頃)~」に始まる詩に着想を得て作曲され、「若さ溢れる快活さ」と「優しい恋の甘さ」を表現していると言われています。
まさに春の訪れを喜ぶ猟犬たちが戯れるような快活なメロディーや、中間部の優しく美しい曲想、そしてその二つが折り重なった壮大なクライマックス。
吹奏楽の父・A.リードの代表作の一つであり、幅広い世代に愛される名曲です。
(実際の演奏音源↓)
https://youtu.be/6TutZ-XdGOg


ー紅組ー
たなばた~ THE SEVENTH NIGHT OF JULY ~
作曲 酒井格

酒井格が高校時代に吹奏楽部での日々を思い浮かべて書いた作品です。
快活にして歌心満載のフレーズの数々は、聴く者を魅了してやみません。
なかでも中間部のA.SaxとEuphoniumのソリはちょうど織姫と彦星になぞらえられ、この曲一番の聴きどころと言っても過言ではないでしょう。
同級生のA.Sax吹きの女の子とEuphonium吹きの男の子の仲がとても良く、二人がデュエットする姿を想像しながら作ったのだそうです。
満天の星空や青春の「あのころ」に思いを馳せてお聴きいただきたい一曲です。

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全曲が出揃いました!
紅組と白組、どちらの曲が好みだったでしょうか?

第81回定期演奏会では、会場の皆様に審査員となっていただき、演奏会の最後に投票で勝敗を決めていただきました。
その結果は...紅組の勝利でした!

どちらの組も素敵な曲が揃っていて、紅組と白組の両方に投票してくださったお客様もいました。
企画に参加してくださった皆様には、改めて感謝申あげます。

様々なテーマで曲を演奏しましたが、この機会に新たな曲のジャンルにも興味を持っていただけると幸いです。

次回は、2019年12月に開催された第82回定期演奏会で演奏した曲をご紹介します。
お楽しみに!




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