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第79回定期演奏会②

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前回に引き続き、2018年6月16日に開催された「筑波大学吹奏楽団第79回定期演奏会」の第2部で演奏した曲をご紹介します!

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鷲の舞うところ
作曲 Steven Reineke

この曲は米国の作曲家、スティーブン・ライ二キーによって書かれた序曲です。
空高く舞い上がる鷲の力強く、時に悠然とした姿が描き出されており、勇気や希望が感じられます。
また、高揚感のある親しみやすい曲調から、吹奏楽経験者はもちろん、初めて聴く方もお楽しみいただける作品となっています。

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波の通り道
作曲 酒井格

この曲は、酒井格が龍谷大学吹奏楽部のために、2006年度コンクール自由曲として作曲した委嘱作品です。
様々な楽器が入れ替わり立ち代わり登場し、無数に生まれては消えてゆく波のように音を連ねます。
太陽にキラキラと照らされながら広い海原を雄大に進む波、洞窟の中を曲がりくねって流れる波、岩に当たって真っ白なしぶきをあげる波...様々な波の情景が感じられる魅力的な一曲です。

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マゼランの未知なる大陸への挑戦
作曲 樽屋雅徳

マゼランは世界一周を成し遂げられなかったとされてますが、「もし」彼が亡くなることなく世界一周の航海を成功させていたならば、という「未知の」航海が描かれた作品です。
中高生からも強く支持され、毎年夏に行われる吹奏楽コンクールでもしばしば演奏されるため、ご存じの方も多いのではないでしょうか。
その勇壮なフレーズや重厚感のあるハーモニーからは、凄まじい航海の様子や自然の脅威、そして雄大さを感じることができます。

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吹奏楽のための第二組曲
作曲 Gustav Holst

グスターヴ・ホルストにより、イギリス軍楽隊のレパートリーの一つとして作られた4楽章構成の曲です。

第一楽章「マーチ」は四つのイギリス民謡が行進曲風にアレンジされて用いられています。
第二楽章「無言歌『私の恋人を愛する』」は愛する男性と引き離され、精神病院送りにされた女性の悲恋を描いた歌を、続く第三楽章は、鍛冶屋が力強く巧みにハンマーを振る様子が表現された「鍛冶屋の歌」をモチーフとしています。
最終楽章である第四楽章「ダガーリン幻想曲」では、ダガーリンという楽しげな伝統舞曲が表現を変えて様々に演奏される一方で、途中、日本でも有名な「グリーンスリーヴズ」がゆったりとした対旋律として絡み合い、最後は少しずつその賑やかさが息をひそめていく形で幕を閉じます。

曲中に登場するのはすべてイギリス民謡です。
イギリス人の生活とともに歩んできた音楽たちが存分に感じられる作品となっています。

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いかがでしたでしょうか。
第2部は、コンクールでもしばしば演奏されるような大曲揃いでしたね!

次回は2018年12月に開催された、第80回記念定期演奏会で演奏した曲をご紹介します!
お楽しみに!



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