第80回記念定期演奏会①

2018年12月7日に開催された第80回記念定期演奏会で演奏した曲をご紹介いたします。

【プログラム】
～第１部～
MERCURY
Symphonic nr.1 "The Lord of the Rings" Ⅰ "GANDALF" - The Wizard -
大いなる約束の大地 ～チンギス・ハーン～

～第２部～
樽独奏と吹奏楽のための日本民謡、八木節
MOVE ON
MAGIC SLIDES
Around the World in 80 Days

～第３部～
Orient Express
Poeme Montagnard

今回は、第１部で演奏した曲をご紹介します。

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MERCURY
作曲　Jan Van der Roost

マーキュリーとは、翼の生えた黄金のサンダルを履き、神々の伝令使として空を俊足で駆け回ったとされる神の名です。
曲は走り出す最初の一歩を表現するような力強いアウフタクトで始まり、１６連符を多用した旋律からは俊足の使者が空を駆け抜けていく様子が感じられます。
中間部ではゆったりと、しかし深みのある曲調で神の威厳が醸し出され、その後のファンファーレで使者の到着が高らかに告げられます。
そして使者が空から優雅に舞い降りてくるかのような荘厳な音楽で幕を閉じます。

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Symphonic nr.1 "The Lord of the Rings" Ⅰ "GANDALF" - The Wizard -
作曲　John de Meij

「The Lord of the Rings」は、イギリスの作家 J.R.R.トールキンによる長編ファンタジー小説です。
魔法使いガンダルフはその威厳と聡明さをもって、チームの代表格として常に的確な指示を与える、作中でも殊に重要な人物です。
彼の偉大なる人格を象徴するかのような壮大な主題、駿馬に乗って疾走する様子が描写された中間部、まるで彼の魔法で大輪の花火が咲いたかのような盛大なフィナーレ。
映画の世界観と迫力が存分に楽しめる一曲です。

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大いなる約束の大地 ～チンギス・ハーン～
作曲　鈴木英史

この曲は「音楽の旅」を題材にして日本伝統音楽、モンゴル民謡、西洋四声体音楽の「出会い」を目指しています。
その過程を、ユーラシア大陸一帯に大帝国を築いたチンギス・ハーンになぞらえて表現した壮大な一曲となっています。
荘厳ながらも懐かしさを漂わせる雅楽風の響き、耳に残る５音のメロディーやドラマチックな展開に、彩り豊かな音楽の奥深さを堪能していただける作品です。

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ここまで、第1部の全3曲をご紹介しました。
どの曲も魅力的で、それぞれの世界観をお楽しみいただけたのではないでしょうか。

次回は、同じく第80回記念定期演奏会から第2部で演奏した曲をご紹介します！