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Nowのランス選び(比較込み)【MHNow】

どうも、tsukkaです。
今回はNowでどのランスから使えばいいか悩んでいる方のために、それぞれのランスの特徴や各属性の事情を私の偏見でまとめてみた。ランスを始めたての方にも分かりやすいよう、各ランス毎に私なりのオススメ度も3段階(☆★★ < ☆☆★ < ☆☆☆)で表記したので必要あればそちらも参考にしていただきたい。

また本記事も(毎度の如く)私の独断と偏見により書かれており、あくまでも一つの解釈に過ぎないということを頭の片隅には留めておいて欲しい。

それでは本編に移る。
(最終更新日:2024/6/25)


今回は各属性毎に適宜シミュレーション結果を挟みながら紹介していく。

☆無属性

最終性能のみ

無属性事情
作るのが比較的簡単。基本的に守勢3~5はデフォルト。ただしプケ槍と同様、火力面では属性槍に大きく引けを取っており、汎用性でもプケ槍に押されがち。会心武器は序盤の会心率が低くプケ槍に比べて火力を出せないため、使用したい場合は根気よく強化していく必要がある。ただプケ槍と違い部位破壊に支障をきたさないのと、(良くも悪くも)毒の相性に影響されない。

これだけ聞くと属性槍の完全下位互換に聞こえるが、全属性槍完成後に無属性槍が御役御免になってしまうことはない(プケ槍も同様)。全属性槍完成後の無属性/状態異常槍の存在意義は「格下の乱獲」にある。なんせ一匹一匹装備を変更するのがめんどくさい。また5属性×5部位となると防御力の強化が追いついていないこともしばしば。継戦能力を重視する普段狩りにおいてわざわざ属性装備を選択する意義が薄いのである。(なお物理型の装備でも、同じグレードなら無属性槍より弱点属性槍を担いだ方が火力が出るので、武器替えが手間に感じないのなら武器だけを変えるのも良い。特に破壊王装備。)

・ガロンランス系統(ガロン槍) : ☆☆☆

汎用ランス候補その1。ボロス槍に匹敵する攻撃力に加え、G10になると会心率20%を得る。超会心を積むことが出来ない状態でも、毒の通りが普通の相手なら会心込みの期待値で毒込みのプケ槍に(最終的には)並ぶ。また付属スキル:「SPゲージ加速【ジャスト回避】Lv1」(G8~)はSP技を3回放ちたいときにも重宝する。また漂移錬成の実装により高会心率で超会心を組み込んだ守勢装備というものも作ることが出来るようになり、この槍のお株が更に上がった(なお単純期待値では守勢5連撃5型には及ばない)。

・ドラグロランス系統(ボロス槍) : ☆☆★

汎用ランス候補その2。とりあえず攻撃力が高い。付属スキル:「防御 Lv1,2」(G4~,G8~)のおかげで防具1部位を1,2グレード分強化したのと同じような防御力を得ることができる。毒の通りが普通の相手には期待値で僅かに毒込みのプケ槍に劣る。素材元であるボルボロスは防具のために狩るので、必要な素材はいつの間にか集まっていることが多く作りやすい(逆にRARE2,3が不足しやすいとも言える)。あとは無属性ではなく麻痺だったらもっと良かった…。

・アイアンランス系統(鉄槍) : ☆★★

なんかパッとしないやつその1。作るのはカンタン、に見せかけて地道に歩いて素材を集めなければいけない(特に大地の結晶)のが大変なところだと思われる。火力は全ランス中で最低。使用にはクルル槍以上に愛が必要。私は練習用ランスとしてG2-1で強化を止めてある(ある意味では愛用しているとも言える)。

・クルルランス系統(クルル槍) : ☆★★

なんかパッとしないやつその2。特に序盤では会心率が低くプケ槍/ボロス槍/ガロン槍に期待値で大きく敗北。ただ後半になっても会心を盛るより守勢を盛った方が良く、毒込みの期待値でプケ槍に負けているクルル槍は劣勢。会心率こそこちらを下回るものの期待値では大きく上回るガロン槍が実装されたのも向かい風。なお付属スキル:「不屈 Lv1,2」(G4~,G8~)の能動的な使い道は未だ発見されていない。使用には愛が必要。(IBではあれだけネスルメンカールが猛威を振るっていたのに…。)

・ボーンランス系統(骨槍) : ☆★★

アプデでパッとしなくなってしまったやつその1。基本的には鉄槍と同じ。付属スキル:「SPゲージ加速 Lv1」(G4~)はSP技を3回放ちたいときに有用であったが、そのお株もアプデで実装されたガロン槍に奪われてしまった。G4でスキルが発動するのが幸いか。


☆毒属性

無属性最強であるガロン槍との比較

毒属性事情
立場は無属性槍に近い。ただ毒属性の相性の影響があり、プケ槍の場合の目安として適正ランク帯(=75秒かけてギリギリ倒せるくらいの強さ)なら

 耐性…総HPの約7%×1回(約7.5%の火力増)
 普通…総HPの約12%×1回(約13.6%の火力増)
 弱点…総HPの約18%×2回(約56.2%の火力増)
   ※手数と運次第では約18%×1回
   ※レイギエナは約12%×2回(即着陸/威嚇)

となり、毒弱点のモンスターに対しては汎用槍にも関わらず属性槍に引けを取らない火力を発揮出来る。毒は部位耐久値にダメージが入らないので、部位破壊は少しやりにくい。倒すことだけに特化した属性。

スキル:「闇討ち【状態異常】」の採用について。毒の耐性上昇の影響があるため適正グレードのランスで最大レベルまで積んでも、よく背後を晒し毒も効くトビカガチに対して2回→3回になる程度の恩恵しかない。ただトビカガチは尻尾の肉質が柔らかく守勢ももらいやすいため、わざわざこのスキルを採用する意義は薄い。

なおカガチ以外で背後にいる時間が長いかつ毒も効くモンスターとしてはラドバルキン(後脚狙い)/プケプケ亜種(尻尾狙い)/バサルモス(腹/尻尾狙い)/フルフル(後脚狙い)が挙げられる。ラドバルキンは肉質が硬いのと守勢の相性も微妙(ただそこまで悪いという訳でもない)なので、このスキルを採用するのはアリなのかもしれない(未検証)。

・ブルームランス系統(プケ槍) : ☆☆☆

汎用ランス候補その3(最有力候補)。ランスの毒事情に関しては先述した通り。毒が普通に通る相手に対しても会心率55%相当なので、単純に倒すだけなら攻撃力が同じでG10会心率30%のクルル槍に現状勝ち目は無い。なお素材元であるプケプケはランスと最も相性がいいモンスターのうちの一種であるのに加え、どのエリアでも出現するので強化するのが非常に簡単。

また付属スキル:「闇討ち Lv1」(G8~)が地味に優秀で、モンスターがそっぽを向いている時にも下半身の第3弱点くらいを攻撃していれば最低限の火力は出る。毒弱点/尻尾が最大弱点でよく尻尾攻撃をしてくるトビカガチとの相性は言わずもがな(要ガ性1)。

・ヴェノムランス系統(バサル槍) : ☆☆★

汎用ランス候補その3改。アプデで追加された。スペックが良くも悪くもプケ槍と同等なので、既に持っているならわざわざ新しく作る必要があるかというと…。また毒属性値が低いので、毒に耐性のあるモンスターには毒が一回も入らないことも。見た目(専用グラフィック)やスキル:「火事場力Lv1」(G8~)に価値を見出すなら作っても良いだろう。

☆火属性

蒼槍G10-5以外は属性強化5

防具事情等
属性強化2を持つ部位は頭/腕/腰。元々は頭/腕だけで優秀なロックオン部位と丸かぶりだったが、バサル腰の登場により改善。ただ火が弱点のモンスターは多いのだが毒も弱点であることが多く、毒にはプケ槍という対抗馬もいるため本属性槍の重要度はそこまで高くない。毒の通りが普通でガ性が無くても戦え、かつ部位破壊ダウンにより守勢との相性も良くないパオウルムーやベリオロスあたりには効果覿面。

・フレイムランス系統(レウス槍) : ☆☆☆

属性強化5で使うなら基本的にこっち。付属スキル:「耳栓 Lv1」(G8~)により、リオソウル胴と合わせるとパオウルムーやボルボロスの咆哮をちょうど無効化出来てお得感がある(カウンターミス時の保険)。攻撃力と属性値のパターンはプケ亜槍/オウガ槍/ギエナ槍と同じ。

なお最終的に守勢でも変わらない火力を出せる。

・ブルーテイル系統(蒼槍) : ☆☆★

汎用ランス候補その4。この槍は属性槍にしては珍しく、守勢5で運用することが想定されている。原種槍(属性強化5)に対して、亜種槍(属性強化5)だと強化しても平行線に終わるが、亜種槍(守勢5)だとだいたいG10-1~3あたりまで強化すれば同グレードの原種槍(属性強化5)の期待値を上回る。なお守勢5で運用すると言ったもののそれはだいたいG9-4以降の話であり、それまでは属性強化5の方が火力は出る。

ちなみに本槍は毒を考慮しないプケ槍に「無属性槍として」期待値で並ぶ、というか上回る(。とあるNowランスTA勢のフォロワーさんに言わせれば「非属性槍」)。また付属スキル:「SPスキル威力アップ Lv1」(G8~)はSP技を3回放てるランスとしてはかなり有用性が高く、このスキル込みで考えるなら原種槍/プケ槍にも全く引けを取らない。これゆえ、属性槍ながら汎用槍最強と言われることもある。↓

※守勢の発動率を85%と想定して期待値を算出

しかし強さの代償として作成難易度が非常に高いのがネック。リオレウス亜種が低確率出現なのに加え、そもそもヤツ自体がかなりの難敵。そして真価を発揮するのはG10ごろと遅いため、既に素材が揃っている場合や長期的にランスを使用するつもりがある場合に限り、オススメ度を☆☆☆としたい。

☆水属性

属性強化5

防具事情等
錬成無しで属性強化5を発動させる場合は3部位が固定される。しかも錬成ありでも、漂流石【青】には水属性強化以外のめぼしいスキルが無いので、これのみを目当てに錬成を回すというのも気が引けるものである。また水属性槍は両方とも強化しにくいのが難点。ついでに水属性のみが有用な難敵がアンジャナフくらいしか居ないのも向かい風。現状ではアンジャナフ特効属性。

これらを踏まえてわざわざ作るかというと…。というのが現状の私の個人的見解。

・ラグーナパイク系統(プケ亜種槍) : ☆☆★

ジュラ槍のほぼ上位互換。至って普通の性能。素材元のプケプケ亜種は低確率出現であり、ヤツ自体もそれなりに難敵なので作成難易度が高い。あとプケプケ亜種が不在の間は作成不可。スペック自体は悪くないのだが、この属性自体の需要があまり無いので☆-1とさせていただいた。

なお最終的に守勢でも変わらない火力を出せる。

・アクアホーン系統(ジュラ槍) : ☆★★

アプデでパッとしなくなってしまったやつその2。元々唯一の水属性槍だったが、アプデによりプケ亜種槍が登場。攻撃力と属性の合計値であちらに敗北。攻撃力は若干優れているものの、G10-5で守勢5連撃2構成にしても同じ構成のプケ亜種槍には敵わない(雷におけるオウガ槍/カガチ槍でも同様)。では作りやすさが優れているのかというと…。なのでプケ亜種不在期間はこれで乗り切るのか、或いは汎用槍でやりくりするのか、なども考えたい。先述したように私は現状水属性に有用性を感じないので後者。

☆雷属性

属性強化5

防具事情等
非常に装備を組みやすい属性。何せ脚以外の4部位に属性強化2を持つ装備が存在する。また脚であるが、属性強化1連撃1(オウガ脚)といった属性/攻撃力スキルを併せ持つ装備が存在するのは他の属性とは違う点。なお雷が弱点のモンスターには毒に耐性のあるモンスターが多い。なので1本目にプケ槍を作成した場合、2本目として作成しても良いだろう。

また錬成を行う場合、漂流石【黄色】は雷強化に加え守勢/連撃などのスキルを引く可能性もあり、比較的損失が少なく火力の高い装備を完成させることが出来る属性である。もしこれらの抽選を外しても、精霊の加護という最強生存スキルを引き当てる可能性も残っている。

・迅雷の疾槍系統(オウガ槍) : ☆☆☆

カガチ槍のほぼ上位互換。作りにくさが難点であったが大連続周りの調整によりその点は大幅に緩和。今後ジンオウガがフィールドに出てくるのも大きい。大連続の手間を考慮してか他の槍の半分の素材で完成するのも強み。専用グラフィックに加え漢の浪漫:ドリル回転機構も備える。非の打ち所のない一本。

なお最終的に守勢でも変わらない火力を出せる。

・サンダーランス系統(カガチ槍) : ☆☆★

アプデでパッとしなくなってしまったやつその3。水属性におけるジュラ槍と同じポジション。ソロだと高難度な大連続にしか出ないジンオウガと違ってトビカガチはどこにでも居るので、その作りやすさがウリだった。しかし大連続の遠隔マルチが解禁された上にジンオウガもほどなく野に放たれることが発表されたため、その利点は完全に失われてしまった。ダメ押しと言わんばかりにオウガ槍はこちらの半分の素材で完成するのも痛い。幸い低グレード属性武器は防具が本体とまで言われるので、G7あたりまでなら問題なく使える。またトビカガチ自体は比較的狩りやすいモンスターであり、出現数も多いので作りやすさ自体は健在。なので評価は☆★★ではなく、☆☆★とさせていただいた。

☆氷属性

属性強化5

防具事情等
錬成無しの場合、属性強化5を使用する場合は腕と腰が固定。頭と胴の片方を属性強化1に充て、残りでロックオンやガ性を発動させる形となる。氷弱点のモンスターは難敵が多いため、早めに作成しておくと後が楽。同時にガ性の欲しい相手が多いので、脚or頭もガ性1/2のバルキン脚/頭のどちらかでほぼ固定。ただ全てをカウンターするのにガ性3が必要なジンオウガに対しては、属性値を下げる/ジャイロに頼る/ジャスト回避に頼るしか選択肢がない。

なお錬成を行う場合、漂流石【水色】がガ性と氷強化の両方を含んでいる(ついでに見切りと巧撃も)ので、比較的損失が少なく有用な錬成を行うことが出来る属性ではある。錬成結果次第では氷強化5ガ性3ロックオンでジンオウガのお手をカウンターすることも夢では無い。

またアプデにより、新スキル:「鋼龍の凍風」が実装された。これは風圧系の効果に加え、Lv.1,2,3で氷属性値を10,15,25%アップさせる効果を持つ。しかしLv.3ともなると発動させる手間が尋常ではなく、ガード性能やロックオンを積みたいランスだと錬成込でもなかなか厳しいものがある。またLv.3だとしても属性部分が会心率100%相当になるのみなため、物理部分にも乗る会心率重視構成とあまり変わらない(寧ろ低い…?)。なのでこのスキルを属性強化として使いたい場合は風圧系の効果も活かせる相手に使うと良いだろう(例:ディア・ディア亜種・レウス亜種)。

・グレイスランサー系統(ギエナ槍) : ☆☆☆

基本的にまずはこれを使うこととなる。先述したように氷弱点には難敵が多いため、付属スキル:「精霊の加護 Lv1,2」(G5~,G8~)は被弾/ガード削り対策として非常に優秀。非常に快適に立ち回れる。

・トゥースランス系統(ベリオ槍) : ☆☆★

ちょっと攻撃力と属性値が低い代わりに絶妙な会心率を持つことがウリのベリオ槍であるが、単純な期待値ではギエナ槍にさえも敵わない。属性スキルを盛っても、加算系の攻撃スキルを盛っても、会心&超会心スキルを盛っても、なんなら全部盛っても(机上論)、同じ構成のギエナ槍に敵わない。

ではなぜわざわざ後から実装されたのか?執筆時はその疑問に「もしかしたらスキル:会心撃【属性】が実装される伏線なのかもしれない」と苦し紛れの擁護をしていたのだが、後日別に思い至ったことがある。この槍は単なるギエナ槍の下位互換ではない。差別点はやはり会心率であるが、先述したように「期待値では」及ばない。しかし会心率とは会心の出る確率であり、実際は「会心」か「非会心」の二択しかない。つまるところ一発一発のダメージにバラツキが出る。ここがポイントで、SPフィニッシュに会心を乗せることが出来れば期待値以上の火力を叩き出すことができるのである。もし複数回のSPフィニッシュに会心が乗るようなら火力差は更に広がる。逆に会心が出なければ期待値にも及ばない火力しか出ない。言い換えると、本槍は上振れと下振れの大きい武器なのである。即ち決戦用の武器である。

ただこれは合計の会心率が低い時の話。会心率が高い時(=錬成後)は一転して下振れが少ない武器へと変貌を遂げる。ギエナ槍よりも会心率が100%に到達しやすく、100%になってしまえばSPフィニッシュで会心を外す恐れもなくなる。また100%に到達しなくともSPフィニッシュで会心が発生しない可能性をだいぶ抑えることが出来るはずである。

なお本槍は私のお気に入りランスのうちの一本である。今後の伸び代にも乞うご期待。(もちろん昔ながらの専用グラフィック。)

余談:
ベリオ槍G10-5の素の火力は大体これくらい。
ギエナ槍に1~2レベル、クシャ槍に3レベル劣る。

・テリオス=ダオラ(クシャ槍) : ☆☆★

アプデで追加された氷属性槍。一言、強い。専用スキル:「狩人の結束」(生産~)により、野良等で他のハンターもクシャ武器を担いで来たならば更なる火力が期待できる。またスキル:「風圧耐性Lv.2」(G8~)お陰で、追加で1,2部位風圧耐性を装着するだけでレウス亜種狩猟時の事故を減らすことも出来る。もちろん専用グラフィック

しかしこれらの代償として、作成難易度は高い。現状のクシャ野良マルチは魔境であり、G10武器を持っていたとしても☆8の野良クリアは割と絶望的。大連続の頻度が2時間半に短縮された影響で、家の近くのスポットに2回連続で出現しても狩ることが出来なくなってしまったのも作りにくさに拍車をかける。ただ唯一、採取や小型モンスターの素材を一切要求されないのは救いか。間違いなく強いのだが作成難易度の高さがあり、☆-1とさせていただいた。既に素材がある場合のみ☆☆☆とさせていただく。

なお忘れられがちだが本槍も蒼槍と同様、最終的には守勢を用いた方が火力が出る武器である。


☆龍属性

代表として、オウガ槍を比較対象とする

防具事情等
属性強化5/ロックオンを発動させる場合、錬成では龍属性強化が出ないため錬成の有無に関わらずなんとそれだけで5部位全てが呪われる。錬成なしの場合、ガ性は積めない。しかも龍が弱点のモンスターはガ性が欲しい相手ばかり。おまけに大抵は雷か氷も効くため、龍属性である必要もない。なのでランスを初めて間もない頃のランサーにオススメ出来る属性ではない。

・悲哀の重槍系統(イビル槍) : ☆☆★

なんせ龍属性自体が先述したような有様のため、少なくとも属性強化5運用ではあまりオススメは出来ない。しかし本槍のスペック自体は悪くない。会心率こそ酷いものの攻撃力/属性値はかなり高いうえ、属性槍であることを加味しても付属スキルとして「攻めの守勢 Lv2」(G8~)を持っているのが非常に強力な点。現状唯一の龍属性槍なため、同一属性内での競合相手は居ない。なお守勢2を除いた素の状態で他属性と比較しても、オウガ槍(と同パターンの他3属性槍)を期待値でやや上回る。

また付属スキルを活かして守勢5型で運用することも考えられる。その場合、守勢5汎用槍よりは強いが属性強化5運用よりは弱い、くらいの立ち位置になる。(それなら他の弱点属性の属性強化5運用で良くね?ってなる。)

余談だが、G10-5で守勢5逆恨み3火事場2にすると期待値で属性強化5構成を上回る。なおこの装備は破壊王や体幹強化も備え付けており、完全なる対ラドバルキン専用装備と言っても差し支えない。ただし骨を素で何回か受けても大丈夫な防御力が要る関係で強化の手間が半端ではなく、オススメは出来ない。(こういったような、一見ネタなガチ運用ができるよ、ということの周知。)↓

優秀な付属スキル/攻撃力/属性値に酷い会心率/恵まれないスキル環境。(何度も言うように)現状ではランスを始めたばかりの方にオススメ出来る代物ではないが、スキル環境の変化次第ではかなりオススメ度の高いランスに変貌を遂げる、そんな一本。あとこいつも専用グラフィック&回転機構付き。(長くなってしまった…)

★選び方

基本的にはまず汎用槍(=守勢5運用)を作成することをオススメする。もちろん色んな相手に担いでいけるから(装備変更の手間も少なくて済む)というのもあるが、何よりもジャスガを成立させる癖を付けることができるからというのが大きい。ジャスガを成立させるというのは今作のランスにおいてとても重要なことであり、その基礎を固めるのはもちろんの事それ以降のプレイヤースキル向上も兼ねて守勢5型から始める方が望ましいと言えよう。(一応、属性槍の守勢5型というのも無くはないが。)

そのあと/それに並行して、苦手なモンスターやランスで狩りたいモンスターの弱点属性槍を重点的に強化する。ランスをメインで使っていきたい場合、最終的には全属性槍を高グレードで揃えるのが一つのゴールとなるが、制作コストの観点からまずは汎用槍1本+属性槍1本とするのが無難だろう。もちろん素材が揃い次第それぞれ強化していってしまってもよい。

★まとめ

最後に、本記事では各ランスに対して様々な評価を下したわけだが、ギリギリのランク帯の相手でもない限り高グレードまで強化すればどのランスも使えないことは無い。また環境の変化(新スキル/護石/装飾品の追加など)でどの武器がどう化けるかも未知数である。なので火力にそこまで拘らないなら、どれを使うか完全なる自分の好みで決めてしまっても良いだろう。本記事がランス選びに悩んでいる方の参考になれば幸いである。

(tsukka)


おまけ : 全属性ランス一覧表



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