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春は、人の心もひらくようですね。

カフェでアルバイトをしています。

カフェと言っても、廃校を利用した施設の中にある
小さなコミュニティースペースです。

田舎ですからね。そんなしゃれたカフェなどありません。

最近は、コロナで来る人が減っていますが常連さんもあり、
気取らないところが受け入れられています。

校庭の桜の花が満開になってきました。

春になると人間もちょっと心ひらいてくる感じです。

「あのね、ぼくもね、発達障害なんです。
だからね、こちらの方に越してきたんです」
とマスクの男性が初対面の人に言っていたり。

冬の間は、無口な人なんだなと思っていた人が、
がぜん、地域おこしのことを熱弁していたり。

四つのまるテーブルにそれぞれ座っているお客様が
みんなで話していたり。

そうそう、ミツマタの原生地を見にくる人が増えて
わかりにくい道案内を田舎の人ならではの親切心で
地元のお客様が現地まで6キロを先導したり。

にわかに、田舎のカフェは、にぎやかになっているのです。

春ですね。

活気があるっていいですね。
笑顔が、ぽわっぽわっとうかんでいるかんじです。

カフェでは、モッフルというお餅のワッフルに
塩漬けしたサクラの花を載せて、お出ししています。

シンプルな塩味ですが
白いモッフルにピンクのサクラの花の蕾の塩漬けが
とてもきれいです。

このカフェのアルバイトとももうお別れです。
地元の人が交代でやる体制ではなくなります。
接客業もちょっと楽しかったのですけどね。

でも4月から、また気分も一新して今年のスローガン
「只管」ひたすらと読みます。文字と格闘します!


ずっと隠してたのに、言ってしまったぞ。
気まま。自由が望みの私。
人に宣言すると気ままにと言うわけには・・・


これも春のせいかな。


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