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いぼ痔闘病記〜Vtuberがいぼ痔手術を受ける話・入院編〜

(この記事は無料で最後までお読みいただける投げ銭方式の記事です)

注意事項

この記事は医師の監修を受けたものではありません。個人の経験を記したものです。ただし、この記事は医療機関への受診を勧める意図で投稿しています。

この記事は扱う題材のため、汚い話やセンシティブな情報が含まれます。苦手な方は読むのをやめてください。


前回はこちら。

これまでのあらすじ:痔と決別するため肛門科を受診し、手術の事前検査を受けることになった月乃まゆ。大腸内視鏡検査という仰々しい検査を受けることになるも意外と楽に乗り越え、紹介状という名のいぼ痔手術への切符を手に入れたのだった。


右手には紹介状

いぼ痔の手術をしてくれる病院の紹介状をもらい、一安心した月乃まゆ。
まだ何も解決していないのだが「まだタイミングが悪い」と紹介先の受診を先延ばしにしていた。

実際、旅行のスケジュールが立て込んでいたのと人間界のお勤めとの都合があり。そういうことにしておこう。決して知らない街の病院で電車やバスの乗り継ぎがわかりにくかったからではない。

結局紹介状をもらってから1ヶ月弱してようやく重い腰を上げた。
私の性格上新しい環境というのが苦手なので事前に乗り継ぎの時刻を何度も確認し、病院のHPも何度も見返して出かけた。

周到な準備によって乗り継ぎは無事成功し、病院に到着した。えらい。
HPから予約した旨を受付に伝え、書き慣れた初心票をサラサラっと記入して提出。

初めての病院なのでソワソワしながら待っていると名前を呼ばれたので診察室へ向かう。

診察室に入ると静かで優しそうな初老の医師が。でもやっぱりちょっとやる気無さそう。

今回は紹介状があるので話が早い。
紹介状を確認され、ベッドの上でヤムチャのポーズをして患部を確認された。
ヤムチャのポーズももう慣れたものである。

↓ヤムチャのポーズ

では具体的な話を進めましょうということで。

まず個室か大部屋どちらかがいいかを聞かれた。
コミュ症な私としては個室を選択したかったが「でも、お高いんでしょう?」と思い大部屋をチョイス。
ちなみに後で料金表を見せられたが部屋代が2倍強違った。先に料金表を見せてほしい。

その病院は入院施設があるものの専門病院なのでそれほど大規模な病院ではない。
そのためすぐに入院というわけにもいかず、入院日は半月後となった。

なお手術についての説明ももちろん受けた。
手術の名前は「痔核根治手術」というものだ。
字面だけ見ると若干わかりづらいが、よく見るとなんてことはない。
いぼ痔のいぼの部分を痔核というが、それを根治するということ。要は「いぼ痔を取っちゃいますよ」ということだ。

私も医者ではないので詳細は「痔核根治手術」で調べ見てほしい。

ちなみに入院・手術の費用は7日入院・保険適用で14万円強だ。こちらも内容・病院によって異なる可能性があるため各自病院に確認してほしい。

そんなこんなでいくつかの同意書と入院についての書類をもらいその日は帰宅。

ちなみに1週間の入院ということで、学校や会社にどう伝えるか悩む方もいるはずだ。病気が病気だし、伝えるかどうか含めてだ。
本来会社には有給休暇の取得理由を報告する必要は無いが、術後の勤務を配慮してもらうためにも入院・手術する旨は伝えた方がいいと個人的には思う。

ただ、やっぱり恥ずかしいという方は「たぶん大丈夫なやつなんですけど、ポリープを取って来ます」とでも言っておけば良い。場所は?と聞かれたら大腸とでも答えればいい。間違ったことは言っていないので。

個人的にはみんなでオープンにしていって恥ずかしいという意識を無くしていきたいが、どうしても時間がかかると思う。
ちなみに私は普通に同僚がいるミーティングで上司に痔の手術を受ける旨を報告し、了承を受けた。
意外とみんな罹っているのでそんなに気にしなくてもいいし、意外みんな気にしない。


これからの入院の準備をしよう

やっと入院の日程が決まった。
あとはその準備だ。

もらった書類にはご丁寧に入院準備チェックリストが載っており、ありがたかった。
内容を見ると普通の入院で必要なものとあまり変わりない感じだ。

意外と入院を経験したことが無い人がいるのでチェックリストの内容を紹介しよう。

  • パジャマ・着替え
    洗濯できる病院なら枚数を抑えられるが、そうでなければ日数分。そんなに持ってなければユニクロやGUにGO。洗濯する場合は洗剤も要る。

  • バスタオル2枚
    手術後にベッドに敷くので血で汚れてもいいもの。

  • スリッパ
    100均で売っているもので十分。

  • ティッシュ
    ボックスティッシュ1箱とポケットティッシュ2つ・ポケットウェットティッシュ1つあると安心。

  • 洗面道具・お風呂セット
    歯ブラシ、シャンプー・ボディーソープ、化粧水など

  • 箸・湯呑み(コップ)
    これも100均で揃う。

  • イヤホン
    テレビを見るのに必要。コードは長めのものか、延長コードを追加するか。どちらも100均で揃う。
    iPhoneユーザーはiPhone用イヤホンも。Bluetoothイヤホンは充電がめんどうなので有線の方が無難。

  • 書類等の手続きに必要なもの
    同意書の他にも保証金や印鑑なども。

ちなみにこのチェックリストだけを信じて準備すると忘れそうなので、追加で以下も準備しよう。イメージとしてはアメニティが無い宿に泊まりに行くときの荷物だ。

  • 入院・手術費用
    退院時に入院・手術費用を払うので、少し多めに準備しておこう。退院時に家族が迎えに来てくれる人は家族に持ってきてもらってもいいかも。上記の保証金を差し引いた額を退院時に払う。

  • 健康保険証・診察券
    病院なので。一応。

  • スマホの充電器・コード
    無いと退屈で地獄です。家族と連絡も取れません。

  • マスク
    感染症予防のため。日数より多めにしましょう。こんなのなんぼあってもええですからね。

  • フェイスタオル
    2枚は欲しい。バスタオル代わりに使う(バスタオルを持って行くとかさばるため)。

  • 折り畳みピンチハンガー
    タオル等を乾かすために必要。100均で揃う。小型のものでOK。

  • ジップロック
    洗濯物をまとめたりガーゼなどの持ち運びに便利。Mサイズが5枚あれば十分。100均で揃う。

  • 耳栓・アイマスク
    同じ部屋の人のいびきがうるさいかもしれませんので。またなかなか消灯してくれない人かもしれませんので。

  • 延長コード
    コンセントが遠い可能性があるので。部屋にもよりますが2mも要らないでしょう。

  • 本(暇つぶしできるもの)
    病院によってはゲーム持ち込み禁止なので本などが無難。
    個人的にはkindleを持っていければベスト。かさばらないし軽いし何冊も本が持ち運べる。

ちなみにパソコン等を持ち込みたい人もいると思うが、いざ持っていってもあまり出番は無いかもしれない。
なぜなら手術後は基本的に座っているのがつらいからだ。
寝転んで使えるものならいいかもしれない。

ちなみのちなみに私の場合は無印良品のスーツケース(36L)とリュックサックでギリギリ収まる荷物だった。いや無理矢理詰め込んだ感が若干あった。

また1点注意事項を挙げると、忘れ物をすると非常にめんどうだということだ。
コロナ禍(2022年11月時点)ということもあり、面会が制限されている病院も多い。そうなると気軽に忘れ物を差し入れてもらうことが難しい。
私の入院した病院は面会禁止だったが荷物の差し入れは看護師経由で許可されていた。それでも面会できないのにわざわざ病院まで忘れ物を届けてもらうのは気が引けるだろう。
また、病院によっては荷物の差し入れにも制限がかかっている可能性がある。

快適な入院生活のためにも忘れ物が無いよう何度も確認しよう。


いざ入院

そんなこんなで入院準備を済ませ、入院当日を迎えた。重いスーツケースを引きずり、病院へ向かう。

病院に着き、受付に入院の旨を伝える。
このご時世なので、まずは新型コロナウィルスの抗原検査を受ける。結果が出るまで10分ほど待つ。

無事陰性を確認し、いよいよ手続きだ。
入院の保証金(今回は5万円)を払い、同意書等を提出。
ちなみに保証金は前述の通り入院・手術費用から差し引かれるので払い損ではない。前払い金のようなものだ。

手続きを済ませるとこれから1週間過ごす大部屋に通された。
大部屋といってもベッドは2つだ。

ベッドごとにカーテンで区切られており、プライバシーはある程度守られている。
ベッドの他にはテレビ・キャビネット・クローゼット等の一般的な設備が備わっていた。
洗面台だけは部屋内で共用。
トイレと浴室は共用のものを使う。

もちろん設備は病院によって異なるので各自で確認してほしい。
共用が気になる人は個室を選ぶといいが、その分部屋代が跳ね上がるので要注意だ。

ちなみに大部屋ということで気になる隣人だが、カーテン越しなので基本的に顔も合わさない。このご時世なので無理に世間話をすることもない。
このあたりは地域・時代・相部屋の患者によると思うが、少なくともコミュ症の私でも問題なくて安心した(むしろ手術よりもこちらを気にしていた)。

入院初日はほぼ手続きと軽い問診だけ。
お風呂に入り、食堂でおいしい夕ご飯をいただき、20時ごろにお薬を飲んで22時には就寝。
非常に健康的な生活だ。

明日はいよいよ手術本番だ。
がんばるぞい!と思いながらも実際がんばるのは医師の方だよな、などと考えながら、寝る前に渡されて飲んだ睡眠薬に負けて無事眠りに落ちたのであった。

次回、

いぼ痔闘病記〜Vtuberがいぼ痔手術を受ける話・手術・入院生活編〜

に続く。



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