身長のためにできること

こんにちは！tsukikoです！
管理栄養士として、
ダイエットサポートや栄養指導の仕事をしています。

バレエダンサーは入団や留学に身長規定がある場合もあり、
身長が伸びないと悩まれている方から相談を受けることも
たびたびあります。

もちろん体質や遺伝的な要素も大きいのですが、
特に、ジュニアのバレエダンサーにおいては、
体重にも目が行きがちになり、
食事を減らして必要な栄養素が不足していると
身長が伸びなくなるといったケースが見受けられます。

身長が伸びるための必要なものは、

・栄養　
・睡眠
・適度な運動

といわれています。

・十分な栄養　
身長をのばすために必要な栄養素は、
主にたんぱく質が挙げられるのですが、
低カロリー食では、たんぱく質はエネルギー源として利用されてしまうため
身長を伸ばすことに使われにくくなります。
特に成長期には、
たんぱく質だけでなく炭水化物もバランスよく揃えることが大切だ
とされる理由の一つとなっています。

また、一般的には身長の伸びる時期は、
女性で15～16歳、男性で17～18歳ごろがピークとされていますが、
身長が伸びるタイミングは個人差があり、
そのタイミングに合わせて十分に栄養素が摂れていないと、
身長が伸びきれずに止まってしまう、
といったことも起こります。
（もっというと、それまでに必要な栄養素を消化吸収できるだけの
準備ができていることが大前提となります）

カルシウムやたんぱく質のほか、
代謝に必要なビタミン・ミネラルもしっかりと摂ることが重要です。

スナック菓子やインスタント食品が多いと、これらの栄養素の吸収を妨げるため注意しましょう。

よく噛んで食べる事は、
消化吸収力を高めるため、
身長を伸ばす食事のポイントの一つといえます。

・睡眠
寝ている間に分泌される成長ホルモンは、
身長を伸ばすうえでは欠かせないホルモンです。
成長ホルモンは、成長を促進するだけでなく、夜寝ている間に脂肪を分解してエネルギーにするという働きや、老化を遅らせる、疲れやストレスからの回復、組織の修復などの働きがあります。
成長ホルモンは、身体も脳も眠っている深い眠り（ノンレム睡眠）の間に多く放出されるといわれており、
10時から2時の間に最大になるとされ、
ノンレム睡眠についてから30分で最大となるといわれています。（諸説あります）
さらに、早く寝るだけではなく、
寝る1時間前にはブルーライトから離れて質の良い睡眠を確保することや、
生活サイクルを正しくするための早起きも重要です。

・適度な運動
適度な運動による骨や筋肉への刺激は、
骨の成長を促すと共に、成長ホルモンの分泌促進にも役立つといわれています。
バレエをしている人は、適度に運動ができていると思いますが、
激しすぎる運動が時には成長を止めてしまう事にもつながります。
また、特にバレエの動きが正しくない場合、
筋肉の付き方がアンバランスになり、
骨の成長を妨げてしまう事があるようです。

これら以外にも、
心身のストレスは、身長の伸びを妨げるともいわれており、
ストレスフリーを心掛けることも大切だといえますね。

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