初恋と青春とORANGE RANGEと
11歳、恋をしていた。相手の男の子は、足が速くてスポーツが得意なクラスの人気者。クラスみんなに信頼されていて、優しく明るい子だった。
私と彼は友達で、よく遊ぶ仲間の一人だった。遊ぶと言っても、山に囲まれたこれといって何もない地元ではせいぜい帰り道に少し寄り道して公民館の前で話したり、放課後に体育館でバスケットボールをしたり、鬼ごっこをしたり。(書いていてなんて健全なんだと思えてきた。)
そうやっていつも一緒に居て、気付いたときには好きになっていた。
そんな彼が、大好きだ