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月影太陽光発電所 定期メンテ第7回

素浪人エンジニア月影です。。暑さが続きます。。太陽電池モジュールは、温度が上がると、-0.4%/℃程度は発電電力が低下するので、良い天気とは素直に喜べない暑さですけど。。
 例:太陽電池モジュールの定格出力は温度25℃表記なので、
   シリコン素子温度が日射時に60℃ならば、
    (60-25)×(-0.4%/℃)=-14%の出力低下
   になります。
 温度特性は、モジュール種類により若干の差異がでるので、パナソニック社のヘテロ型太陽電池(商品名:HIT)は温度特性が良い事をアピールするために、マレーシア工場設置の自社HITモジュールが単結晶モジュールより優れていることを、データ比較で宣伝してたのを想いだしました。ヨーロッパなどの寒冷地だと温特効果はなくなるので、マレーシア設置データを用いて宣伝していたのが笑えましたが、パナ社は中国GSソーラさんに、マレーシア生産工場を協業・譲渡しちゃいましたね......開発部隊も切り離し。
・HITモジュールは、製造装置コストがべらぼうなので、単結晶モジュール(PERC等)への対抗は新規投資的に困難ですし、販売チャンネル維持には協業名での事業縮小で手打ちですかね。。京セラも、ウェハの長期契約解除に、2019年3月期は511億払っているのを見ても、太陽電池事業はバブル毎に投資判断ミスにて赤字化し、プレーヤーが変化してしまう事業です。
でも、そのたびに製造コスト的(すこし技術も)に進化しますので、コンピュータ類のように正常進化のインフラ製品と言えます。プレーヤーには注力ポイントのエンジニア感性(?)が問われるのは、言うまでもありません...

 さて今日、月影爺は水源調査にブラタモリ。。。月影ん家の池の鯉は、江戸時代の用水支流から水をひいてるんですが、なぜか昨年くらいから水量が半減していたので、今月はさらにやばくなって探検調査。。。リトルカブに乗って、水源をのぼっていくと道路下で支流が暗渠化していて、用水から用水支流への引き込み口がわからない......あの人なら知っているとの、古老のおじいちゃんにご足労いただいて、用水から支流への引き込み箇所を調べても取水口がわからない....農業用水なので市役所に聞いても、支流引き込み口はわからない....水利権のある人しかわからないとのことで、用水管理は、隣の区の区長さんとの事。(市役所は、親切に若い子が2人も来てくれたけど、お役所の常で管理はすれど、監理せず...ホント、親切なんだけど。)
 もういちど用水にいくと、水神さまのところを水路補修をやっている方達がみえて、これ幸いと相談すると、これが大正解!!支流は修理対象でないけど、引き込み口は見かけたとの事で、用水中の側壁面に取水口(水中なので上からは見えない)があり、2本の鉄筋ゲートがあるとの事。教えていただいた箇所の水中を、棒でさぐってゴミ除去すると、見事水量倍増を達成!
減反で水田が減って、水源管理もおろそかになって来ている事を実感し、水神さまのお導きを感謝し、みなさんには缶ビールで御礼・返礼!!
(ちょっと考えてしまった、日本の近未来。。。学校にボランティアでも
 いこうかな、と近頃想う爺でした。。。。)

写真は、月影庵のフウセンカズラの花にくる虫を狙っているカエルくん。
今年は朝顔ではなくて、フウセンカズラとオキナワスズメウリが、カエル君の相棒。池の水を、3回/日は汲んでやらないと、しおれてしまう夏が続きます.....暑いと、バドワイザーが好きになる爺でした。。




素浪人シルバーエンジニア 月影四郎と申します。幕府学問所を卒業後、仕官したお城づとめも終了し、素浪人として歩き始めました。  皆さまに楽しんでいただけたらとふと思いたち、徒然なるままにnoteデビューした次第でございます。