月椛

八年前から趣味で小説を書いています。言葉の世界に抗って需要のない話をつらつらと。それで…

月椛

八年前から趣味で小説を書いています。言葉の世界に抗って需要のない話をつらつらと。それでも、そんな話を掬って愛でてくれる人がいるのは、とっても素敵なことだと想うの。 電子書籍発売中☆https://www.amazon.co.jp/dp/B09CGXHLNP

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    投稿サイトから電子書籍化したもの。

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官能に、そっと触れる

 人とは感性も感覚も全く違う人物が物語を綴る。感性や感覚が違えどその物語にすっと入り込める人も居れば、どうにもこうにも入り込めない人も居る。  私も面白そうだなと想って手を付けた本が、数ページで断念した時が過去に一度や二度くらいある。それがどんなに有名な作家様でも、だ。  頑張ってもう少し読もうとか、そういう話ではなくて、根本的に頭とこころが受け付けないというどうしようもない問題。  私の作品も恐らくそうやって断念する人が多いのではないかと想う。文章力は勿論、変わり者が

    • 私の頭の中の言葉達

       文字を綴ることを「表」でするは久しぶり。年末あたりから「裏」では新しい小説を書き始めていたりした。「表」で公開連載しないのは、完結させる気力が永遠に湧かないかもしれないから。7割以上書かない限り公開はしない。  そんな中noteの【創作大賞】に応募するために、小説という形ではなく違う形で頭の中の言葉達を吐き出せないかと考えていた。動画を含め色々作成はしていたけれど、ギリギリまで悩んで結局応募はしなかった。  理由は単純に自分に納得しなかったから。  だから可哀想なその

      • 【密やかな愛慕に花笑みを】電子書籍発売【小説】

        無料投稿サイトにて掲載していた作品をkindleにて電子書籍として出版しました。女性向けの官能恋愛小説です。 AmazonUnlimitedの方は無料でお読み頂きます。 作品紹介大手広告会社で秘書として働く榎並橙禾(30)は、外資系企業の秘書に挑戦することを理由に上司である社長に退職を申し出るが、社長の肩書きを息子に託し自分も辞めるつもりだと告げられてしまう。息子のサポートをして欲しいと懇願され、三ヶ月だけという約束で退職は延期になるが…… 近づくわけでも遠ざかるわけでも

        • 淡い水面から沸き立つような言葉

           小説を書いている時にどうしてもうまく嵌らない言葉がある。どの言葉を選んでも正しくなくて、その言葉を見つけて一文を綴るのに一時間かかることだってある。読み手にとってはきっとそこまで重要ではないことで、例え妥協の言葉だったとしても、さらっと眼で追ってしまうほど小さなことだろう。  けれど、そのたった一言で、全く別の情景・心情に変わってしまうかもしれないと想うとどうにも妥協が出来ない。そこに意味を見つける読者なんて一人もいないかもしれないけれど、私にとっては音のない命を咲かせる

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          【白蛇の恩寵~囚われの娼婦~】電子書籍発売【小説】

           無料投稿サイトにて掲載していた作品をkindleにて電子書籍として出版しました。女性向けの官能小説となっています。 Amazon Unlimitedの方は無料でお読み頂けます。 白蛇の恩寵~囚われの娼婦~ 作品紹介「俺達が何をしてもおまえは赦してくれるか――?」  舞台は古代の花街を再現した関東のとある遊郭。そこは昔とは違い、どれだけの金と権力があろうと身請けする事は出来ない世界。哀音に包まれたその場所から娼婦を掬い出す方法はただひとつ。だが楼主の金儲けの為に利用され

          【白蛇の恩寵~囚われの娼婦~】電子書籍発売【小説】

          電子書籍化しようと想った理由

           趣味で小説を書き始めて九年ほどが経ち、WEBに掲載するようになって八年。文章を書くことは元々好きだったけれど、小説を書いていて「楽しい」と想えるようになったのは随分後のことだった。  需要のある設定で話を書けばそれなりに読まれるだろうし、ファンも増えるだろう。けれど初めから需要のある作品を書きたいとは思わなかった。むしろその逆で、ありきたりな話を好まない読者向けの話が書きたいと想った。自分の想うまま、個性を貫いて物語を綴ることが自分の中の信念だった。  そんな需要の低い

          電子書籍化しようと想った理由

          感性の違いに触れる、それは心に触れるということ

          これはリスナーさんと言葉遊びをするために、画像を見て私が文章を作ったもの。 この空欄にはどんな言葉が入るだろうか? そう問いかけると、面白いくらいに答えはバラバラだ。そうくるか、という言葉が降ってくると恐ろしい位の感性にぞくぞくしたりした。 同じ文章でも、たった一語、二語違うだけで全く別の命に変貌する。言葉は恐ろしい。だからこそ美しい。 書き手によって綴られる文字の世界はどこまでも果てしない。 感性の違いを嘆くより、感性の違いに愛撫されるような刺激を受けていたい

          感性の違いに触れる、それは心に触れるということ

          小説とは別の、小説の為の創作。

           いつから始めたんだったっけな。読書や文学が好きなリスナーさんと言葉遊びが出来るように、資料を用意していた時に、始めたこと。  この写真のように何か適当に写真を引っ張って来て、まず加工する。そしてその写真から思い浮かぶ情景や心情を自分の感性で綴っていく。  これは、加工の仕方・色合いによって全く別の感情・言葉になるところが面白い。書き手の感性によっても違う。  この元の写真は色鮮やかな風鈴で、空は濁りなんてどこにもない澄んだ青空だったはずだ。それを私の手で魂を吸い取った

          小説とは別の、小説の為の創作。

          私が綴る、私の世界。

           初めまして。月椛(つきか)と申します。見つけて下さってありがとうございます。  趣味で小説を書き始めて、今年で八年目になるようです。WEB投稿小説では主に官能小説を綴っています。コンテスト用には真面目な話を……どこにも載せれないままPCの中で眠っています。  官能とは何か―――八年経った今も、はっきりとした答えが出ないまま。  正解なんてものは求めていないし、きっとそんなものは存在しないし、沢山の読み手の嗜好・思考がある限り、答えが鮮明に色づくことは無いと想っている。

          私が綴る、私の世界。