ええ事、あったんだw

今、シェアハウスに住んでいる。
シェアハウスといえば、
パリピっぽい人が住んでいて、
お互い干渉しあって
連日なんらかの飲み会や
イベントがあるという
勝手な思い込みがあったが、
私の住むシェアハウスは、
住人同士で、
「お風呂沸いてるよー」とかの
連絡はし合うが
「朝まで飲んで語ろーぜ」
みたいな絡みはない。

実に平和である。

大したルールもないのに
もめることなく、快適に過ごしている。

夜帰って灯りが灯された家に、
「ただいま〜」や
家に帰ってきた住人の気配に
「おかえり〜」を
つぶやくのは、気分いい。

近すぎない距離感を保ちつつ
一つ屋根の下で過ごす人たちがいるのは
なかなか良い。
面倒くささゼロの家族がいるみたいだ。

私を含め住人たちの共通の特徴は
超平和主義的で、おおらか、
あまり際立ったライフスタイルへの
こだわりがなく
不潔は嫌いだが潔癖ではなく
他人のやり方に不満を抱きにくい。
誰かやらなければいけないのなら
自分がやろうといった前向きさはあり
他者を不安や不満にさせることは
極力したくないという価値観を
持っている。

そんな人間が集まって同居してるので、
平和しかない。

今日も誰かかえってきたなーと
玄関の鍵を開ける音で感じながら
「おかえりやすー」と自室で呟いてると
今日は口笛を吹きながら
やたら楽しそうに玄関からキッチンへと
入っていった。

ふふふ。
なんか
ええ事、あったんだww

こっちまで嬉しくなる。
「よかったやん。」
なにがかわからんが祝福し
便乗して祝いの梅酒を自室で飲む。

口笛記念日。

一人暮らしの時より、
こまめにトイレ掃除をするように
なった気がする。
自分のためだけでなく、
誰かが気分良く使えるよーにと
気遣いする感覚で掃除できるのは、
気分がいい。
これが本当の家族となると、
愛情を受け取りたい気持ちが
こじれてしまって、
「このくらいやってよ」とか
「いつもやってあげてるのに」が
出てしまうんだと思う。

求めないけど与えたい
軽やかな愛情を
調子のいい時に
お裾分けしあって
シェアハウスの生活は進む。

鼻唄を歌いながら
お風呂から部屋へ向かうと
「ふふふ、楽しそうw」
と他の部屋から聞こえてきた。

そーだよ。
ここに来てから
楽しくてええ事の連続だよ。

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