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ヒルマイルドとケラチナミンコーワクリーム20の使い比べ

読む前に

(※個人の感想です。参考程度にお読みください。医薬品なので使いたい方は添付文書を良く読み、基礎疾患などある人は専門家に相談してから使ってください。ヘパリン類似物質は血液疾患のある方は使用できません。ケラチナミンコーワクリームは、尿素が傷に入ると沁みる場合があります。あかぎれなどで傷がある場合、傷の治療が優先です。)

経緯

お客様にはヘパリン類似物質の保湿剤を勧めたりすることもあったけど、わたしは使ったことがなかった。なぜかと言えばニベア系の商品で事足りていたから。(小学生の頃から使ってる。)最近、軽い腰痛のために使い始めた保湿剤入りの入浴剤も。あと多少の乾燥ならいつものことで、気になったら塗りたくるの繰り返し。(顔は他のもの塗ってる。)朝は外出するから蓋するのにニベアクリームを薄く塗っている。

なぜ手に取らなかったかと言えば、なんと言ってもヘパリン類似物質のあの値段!

ヘパリン類似物質は度々皮膚科の先生が保険適用でたくさん処方しすぎて問題になっている薬。
だから市販でも売ることにしたのだろう。
市販だと、みなさんご存知の通り、通常のハンドクリームより価格が高い。

例えば少し前話題になったニベア缶
ニベアクリーム 中缶 56g
56gで238円

ヒルマイルドクリーム(ツイートの写真はローションタイプ)
健栄製薬 ヒルマイルドクリーム 60g [第2類医薬品 皮膚用治療薬]
60gで1570円

容量は若干差があるが、単純に比較しても7倍くらい値段が違う…。

いつ使うかタイミングを見ていたが、
秋くらいに塗ってみるのが良いかもと使ってみることに。

ヘパリン類似物質(ヒルマイルドクリーム)の効能効果
手指のあれ,ひじ・ひざ・かかと・くるぶしの角化症,手足のひび・あかぎれ,乾皮症,小児の乾燥性皮膚,しもやけ(ただれを除く),傷・火傷のあとの皮膚のしこり・つっぱり(顔面を除く),打ち身・捻挫後のはれ・筋肉痛・関節痛

→筋肉痛と関節痛に効果があるのは血行促進もしてくれるから。そこが他の保湿剤とは違う。
水分保持効果も期待できるので、一般的に蓋をするだけのワセリンより効果が高いと言われている。

わたしは日頃から足の裏が少しかさかさ〜がさがさ?しているので、左足にヒルマイルド、右足にケラチナミンを塗ってみることに。

なぜ尿素(ケラチナミン)なのかというと、踵などの角質が硬くなってしまった部分には、尿素を塗って柔らかくさせるのが一般的だからだ。

尿素(ケラチナミンコーワクリーム20)の効能効果
手指のあれ,ひじ・ひざ・かかと・くるぶしの角化症,老人の乾皮症,さめ肌

→角質層を柔らかくするだけで、水分保持はないらしい。別で水分を入れる必要がある。

という教えをもとに朝と夜(お風呂の後)に塗ってみることに。

1週間ほど塗ってみての感想

1日目→すぐ効果が現れる。ヒルマイルドのほうが皮膚が柔らかくなっている。特に親指のところ。
2〜4日目→特に変化なし。ヒルマイルドはシワのところに白く残ってお風呂に入っても落としづらい…(ヒルマイルドのローションタイプは透明ではなく白っぽい乳液状)
5日目→だんだん塗るのがめんどくさくなり、ついに塗るのをさぼる
6日目→変わり映えしないので蓋をしたほうがいいのでは。と思い、ヒルマイルドとケラチナミンを塗ったそれぞれに、上からニベアクリームで蓋をしてみる
7日目→6日目したことがあまり効果がない(むしろ効果なくなってる気がする)ので素直にそれぞれ単体で塗る。

日にちは曖昧だけど大体こんな感じの印象。

ステロイドを服用していた時も思ったけど、毎日服用するとか塗るとか、疲れている上に飲み飛ばしたり、塗りたくなくなる。しかも保湿剤はそこまで重要度高くないから余程のことがない限りサボってしまう。

例えば水虫の薬は、症状が治ってもその後1ヶ月は塗り続けないといけないと言われている。
どう考えてもめんどくさがりな人は水虫にならないように予防したほうがいい。(これは水虫に限らないかも)

予防の大切さを改めて痛感させられた。

夏場も、冷房によって肌が乾燥するからニベアのボディクリームを毎年塗っているんだけど(気が向いたら)、入浴剤に保湿剤が入ったものを使うと、塗らなくても人によるけどまあまあ保つ時がある。入浴後すぐ保湿剤を塗ることが難しい、そこまで乾燥がひどくない人は、保湿剤入りの入浴剤を使ってみてもいいと思う。入浴剤に保湿剤が入っていたとしても、入浴後保湿剤を塗ることに越したことはない。

まとめ

1週間使ってみたところ、両足とも、前より乾燥している感じや皮膚が白くなって皮が剥けそうになっていた部分は落ち着いた。

ヘパリンか尿素だったらどちらも大きな違いはなく、1日目のヘパリンの効果がなぜか高く感じた。(とても皮膚が柔らかくなる)

わたしは炎症がなかったのでヘパリンの抗炎症効果がどのような感じなのかが分からなかった。

ヘパリンも尿素も医薬品でずっと塗るものではないため、他の保湿剤に切り替えて様子を見ることにした。

おまけ

ワセリンHG(太洋製薬)

唇に塗るために購入。
日本薬局方の白色ワセリンを今まで使っていて、顔に塗るなら純度の高いものの方がいいと知り、購入。(本当はプロペトクリームを買おうとしていた。)チューブなので使いやすく、白色ワセリンを塗った時は熱がこもる感じがあったけど、このワセリンHG(化粧品用油)はそういうことがなかった。(蓋ができていないのか?)すっと馴染む感じ。白色ワセリンに比べるとベタつきがそこまでない。伸ばしやすい。

バイオイル(小林製薬)

妊娠線に使われることで有名なバイオイルを買った。
多分お店にずっと置いてあった古いやつで3年経ちそうになってると思うけど普通に使える。(化粧品系は、未開封であれば、3年は品質が保つと言われている)個人的にカミソリ負けにも使えると思う。少しずつしか中身が出てこないのがいらつくんだけど、それがちょうど良いのだと思う。たくさん出てきても困るしね。
香りは石鹸の香りで落ち着くのが良き。
夜お風呂上がりに塗って、朝まで保つのでちょうど良いと思う。そこまで油っぽくならずしっとりする。

ニベアソフト(ニベア花王)
ニベアソフト成分表示

今までニベアクリームの青い方を使っていたのだけど、ベタつきすぎるのでニベアソフトに変えてみた。
成分表示もよく見ずに、使用感がサラッとしていて良かったので2本も買ってしまった。
成分表示をあらためて見ると、エタノールが4番目に書かれていて、思ったより多めに入っていることに気づく…。(化粧品は、配合量が多い成分から順番に記載されることが決められている)
エタノールが揮発することでベタつきを抑えているのではないかという月の子どもの個人的な見解である。
ハンドクリームは塗り直すものなので多少揮発して水分飛んでも他の成分でバランスを取っているのだろう。

ワンバイコーセーのバランシングチューナー(皮脂やテカリを抑える化粧水)も口コミでエタノール臭がすごいとあったけれど、エタノールは収斂作用(しゅうれんさようとは、タンパク質を変性させることにより組織や血管を縮める作用のこと。しゅうれんさようによって肌を引き締め、毛穴は目立たなくなり、皮脂分泌を抑える。)もあるから、大量に配合されていると考えられる。

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