『廉姓家譜』(れんせいかふ)
琉球において、家譜(家系図)の作成は1689年に首里城に“系図座”というお役所が設置されてからはじまったとされています。
家系図を持つことを許された身分を「系持(けいもち)」=士族、持てない身分を「無系(むけい)」=平民というふうに区別されました。
各家から家系に関する資料が提出されると、系図座の役人が事実関係を厳重に審査した後、見事合格したものには国王の公印を押印して、1部は系図座にて、もう1部は各家に保管されていました。
家譜(家系図)の表紙には一族の姓、本家または