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役牌バック4 タンヤオ設計

どうも、リーグ戦の帰りにこれ書いてます。片道2時間くらい対局会場までかかってるんですよ。競技麻雀だとイマイチバックのキレが悪いなと感じてます。

ところでこれ、何切りますか?南家で点数はフラット、8巡目で北は3枚見えのほぼ安牌としましょう。

最近は麻雀A Iスーパーフェニックスの先切り、安牌残しが流行りです。ここでも流行りに習って7s切って北をテンパイまで抱えますか?

僕のオススメは北切りです。

麻雀において結構重要なこととして『切る牌のリスクを抑える』というのがあります。これ、重要な割になかなか可視化されないんですよ。なぜなら放銃したときは「オリてればよかったか?」と反省しがちで、そもそも「放銃しないような残し方をすることはできなかったか?」とは反省しないんですね。そこはほら、何巡か遡った話になっちゃうので難しいんですわ。

ですがスーフェニもそうなんだけど、やっぱり強い打ち手は残し方が上手い。攻撃力と守備力のバランスを
うまーく取る感じです。

で、切る牌のリスクを抑える方法は2つあるってご存知でしょうか?

一つは先切りする方法。上の牌姿で言えば47sを先に切って北を残す打ち方ですね。

もう一つは残して使う方法です。例えば孤立した4sを先切りすると4sのリスクは抑えられます。ですがその後4s周りを引いた場合切るしかなくなるので、そのリスクは負うことになります。ところが4sを引っ張ることで4s周りを有効牌として使うことで切らずに済むことができるってわけです。

基本は先切りなんですよ。なぜなら孤立した牌の周りを引っ張ってくる可能性は少ないから。孤立した4sはどの道切ることが多いって感じです。ところが有効牌が多ければそこを使うって考え方が優先されることもあります。

上記の牌姿では2〜8sまでが有効牌になります。またチーも可能です。

つまり考え方として、北を切って
①中ポンルート
②索子を伸ばして中切りタンヤオルート

の2つのルートを残しておくんです。これを僕は『手牌を設計する』と呼んでいます。構想って意味ですけど、構想って言っちゃうとひと昔前の打ち方みたいにきれいな手にしたいっていう自分の願望って意味として使われがちなのであんまり適当じゃないなって思います。

ルートの使い分けは、①は先手速攻ルート、②はリーチを受けたときなど後手カウンタールートって感じです。

ちなみに

こういう形だと8s切っちゃいますね。おんなじような形ですけど、タンヤオが確定する形が少ないので。

リスクを抑える方法は難しいです。ただ安牌を切りながらタンヤオ移行は使いこなせればかなり武器になるので、もしイメージになかった人は試してみてくださいね。

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