麻雀はデンプシーロール
デンプシーロールとは、ボクシングの元世界ヘビー級王者、ジャック・デンプシーが得意とした技である。
日本では「まっくのうち!まっくのうち!」の掛け声と共に使われることが多い。
デンプシーロールは∞の軌道でウィービングを行う。
これの良いところは、上体を左右に振ることで的を絞らせず防御に効果を発揮する一方、その反動を利用して左右の連打を叩き込むという攻撃の役割を兼ねていることだ。
この攻防一体の技術は現代ボクシングでは基本技術となっているが、実は麻雀でも使えることを知る人は少ない。
牌効率の弱点
上の手から何を切るか。候補は1m、2m、2pあたりだろうが、牌効率的には打2pとなりそうだ。次に両面の縦重なりで、完全1シャンテンを見越した受け入れの広い2シャンテンに取れる。
仮に打2p、ツモ5p、打2pとしたらこのようになる。だがこれには一つの弱点がある。
それは、『手が進んだときに切る牌が決まる』ということだ。例えば36sが入れば打2m、47pが入れば2mと5pがいらない牌になる。
これが複合形を作るデメリットで、112のように複合形を作ると形を決めるためには1か2のどちらかを切らなければならなくなる。上の手牌だと112mと556pで複合形が2つあるため、テンパイまでに最低2種類の牌を切らなければならない。どちらかでパンチをもらうことも覚悟しなければならないだろう。
デンプシーロール的打牌
さてもう一度この手に戻って今度はデンプシーロールを繰り出してみよう(ヒュンヒュン、ヒュンヒュン)
打2m
頭の1mと2pをウィービング、手が進めばどちらか安全な方を切ってピンフというフックを打ちに行く!これが麻雀におけるデンプシーロールだ。
この後両面が縦重なりをしても構わずツモ切りして両面を固定。あえて複合形を作らないことで、手が進んだ場合に落とす牌を1種類にする。切る牌のリスクを下げることでテンパイ率和了率を上げるというわけだ。
麻雀とボクシング
麻雀とボクシングは実は密接な関係にある。麻雀を強くなりたい方はまずシャドーボクシングを始めることをオススメする。
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