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春から大学生になった

知り合いの幾人かは、4月1日から新しい職場に変わったとか、大学院に入学した、などの報告をしているのを見て思い出した。

僕も、春から大学生になった。大学は放送大学。選科履修生という、1年間在学して好きな授業を取れる、というコースだけど、れっきとした大学生。

放送大学

(入学したばかりのフレッシュな大学生とは思えない証明写真)

入学を迎えるというのに、3月末~4月頭はコロナさんのおかげもあって怒涛の日々をすごしていて、ほとんど忘れていた。入学しただけでやった気になるところだった。危ない。

ただ、気持ちはとってもわくわくしている。

勉学以外が目的だった大学生活

プロフィールでも書いているけど、僕は高校卒業後、防衛大学校に入学して、卒業した。理由は「家にお金がなかったこと」「戦闘機のパイロットになりたかったこと」「他人と違う道を歩みたかったこと」。

そこに、何かを学ぶという目的はなかった。防衛大に行くことが目的だった。高校2年生の時に文系か理系かを選ぶとき、理系の課目には全く興味がないのに、「防衛大に行きやすいから」という理由で理系を選択した。理系の方が偏差値が低いのだ。

大学では、通信工学科を選んだ。卒業研究のテーマは「広帯域光源を用いた光ファイバブラッググレーティング(FBG)水中音響センサアレイ」だった。この領域に興味を持ったこともなければ、知識を使って仕事をしたこともない。

僕の例は極端かもしれないけれど、似たようなひとは少なくないんじゃないだろうか。勉強することじゃなくて、別の目的で大学に入った人。

学ぶことを楽しみにしてるからわくわくしている

一方で、社会人になってまで学生をやって何かを学ぼうというときには、もちろん学びが目的の中心にある。

学歴ロンダリングをして一発逆転を狙おうとしているケースだと学校名もちょっと気にしちゃうかもしれないけれど、僕みたいに放送大学とか、通信制の大学を選ぶ人は、大学名も、大学生活も、全然気にしていない。

とにかく、まずはちゃんと学びたい。自分が興味を持っている領域を、体系立てて学びたい。もちろん、そこから資格取得や次の仕事につなげることも考えてるけど、学びに対するこの感覚は、前に大学に入った時とは全然違う。

こういう感覚で、最初の大学も過ごせたらもっと良かったのかもしれないけれど、過去を振り返っても仕方がないし、あの大学生活には満足も感謝もしているから、後悔もない。ただただ、違う機会が訪れたな、という感じがしている。

学生であると自覚することが、初心に返らせてくれる

もうひとつ、大学生になって、いいな、と思うことがある。それは、「自分はまだ学びの途中にいる人間なんだ」と自覚できること。

社会人を15年もやっていると、なんだか、いろいろ知っている気になる。できることも増えてるし、収入も多少は増える。そのせいで、知らないことを知らないといえず、学びの機会を逃していることもある。

でも、わざわざお金を払って学生になってまで学ぶ領域では、自分はそんな位置にはいないことはわかってる。テストもあるからちゃんと勉強しないといけないし、落ちたら単位も取れない。落第なんて、社会人になるとあんまりない。

こういう立場に置かれることが、なにか新しい成長につながるんじゃないかと思っている。ほんとにそうなるのかは知らないけれど。

とりあえず楽しみます

偉そうに言ったけれど、学ぶ科目数は2科目だけの選科生なので、まずは楽しく学ぼうと思います。

5月からコーチングの上級コースも始まるし、コロナさんの状況も大変なんだけど、止まってばかりもいられないので、今のうちにしっかり成長して、またこの先何度でも、花を咲かせようと思っています。

今後ともよろしくお願いします。

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